コラボレーション

グループウェアアプリ7選

グループウェア”とは組織やチームのコミュニケーションを円滑に進めるために、様々なアプリケーションを内包したサービスです。最近では“コラボレーションツール”と呼んだりもします。

皆さんの会社では現在グループウェアを使用しているでしょうか?キーマンズネットの調査※によると、中小企業のグループウェア導入率は75.6%を超え、4年間で29.6%も成長しています。今やグループウェアは導入していて当たり前の時代です。

今回は、これからグループウェアを導入したい企業、リプレースしたい企業に向けてグループウェアに要求されるアプリケーションを整理し、7製品のグループウェアを比較していきます。

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グループウェアに欠かせないアプリケーション

グループウェアは製品によって多彩なアプリケーションが提供されていますが、その中でも特に重要なアプリケーションは次の通りです。

ビジネスメール

独自ドメインを使用したメール

ファイル共有

オンラインでのファイル共有システム

チャットツール

インスタントメッセージの送受信

サイト作成

社内ポータルサイトの作成と掲示板機能

スケジュール管理

メンバーのスケジュール管理や共有

ワークフロー

各種申請の電子化や進捗調整

会議室(設備)予約

会議室や機材の予約

本稿では各グループウェアがこれらのアプリケーションに対応しているかどうかも同時にご紹介します。それではグループウェア7選をご紹介します。

グループウェアアプリ7選

Office 365

Office 365はマイクロソフトが提供するグループウェアです。世界4万社以上が使用するサービスであり、その最大の特徴は多数のアプリケーションに加えてOfficeスイートのサブスクリプション(定期購入型のライセンス)が付帯する点です。WordやExcel、PowerPointはもちろんOneNoteやAccessなどを含めた7つのOfficeアプリケーションを最大15台のデバイスにインストールできます。

コミュニケーションを円滑に進めるためのアプリケーションにおいては、ExchangeやSharePointSkype for Businessなどサーバー製品としてお馴染みのアプリケーションをオンライン版で使用できます。

Officeスイートを含めてグループウェアを様々なシーンでパワフルに使用したいユーザーにおすすめです。

アプリケーション対応表

ビジネスメール

ファイル共有

チャットツール

サイト作成

スケジュール管理

ワークフロー

会議室(設備)予約

価格

ユーザー数300名までのプラン
  • Business Essentials:540円
  • Business:500円
  • Business Premium:1,360円
ユーザー数無制限のプラン
  • ProPlus:1,310円
  • Enterprise E1:870円
  • Enterprise E3:2,180円
  • Enterprise E5:3,810円

G Suite

G Suiteはグーグルが提供するグループウェアです。以前はGoogle Apps for Workという名称で提供されており、特徴は無料サービスとして提供されているGoogleサービスの数々をビジネス向けに提供しているものです。そのためGoogleサービスに使い慣れているユーザーが多い環境では導入がスムーズに進みません。

アプリケーション対応表

ビジネスメール

ファイル共有

チャットツール

サイト作成

スケジュール管理

ワークフロー

会議室(設備)予約

価格

  • ベーシック:500円
  • ビジネス:1,200円
  • エンタープライズ:3,000円

サイボウズ Office

国産のグループウェアとして高いシェアを持つ製品です。日本国内ではグループウェアをクラウドサービスとして提供することにいち早く着目し、国産ブランドとして人気を集めています。日本の商習慣にマッチしたアプリケーションを提供しているものの、ストレージ容量がユーザーあたり5GBなので、Office 365の1TBとG Suiteの30GBと比較すると心許ないかもしれません。

アプリケーション対応表

ビジネスメール

ファイル共有

チャットツール

サイト作成

スケジュール管理

ワークフロー

会議室(設備)予約

価格

  • スタンダード:490円
  • ビジネス:783円

サイボウズ Garoon

サイボウズOfficeを提供するサイボウズが中堅・大企業向けの提供するグループウェアです。直感的な操作で誰でも使いやすい機能を備えており、導入をスムーズに進めることができます。

アプリケーション対応表

ビジネスメール

ファイル共有

チャットツール

サイト作成

スケジュール管理

ワークフロー

会議室(設備)予約

価格

  • 月額800円~

J-MOTTグループウェア

J-MOTTグループウェアは数ある製品の中でもかなり低コストなサービスを提供しています。20ユーザーまでなら月額料金3,000円で使用でき、1ユーザーあたり150円で使用できます。21ユーザー以上の使用ではユーザーあたり120円で使用できます。ただし、機能はかなりシンプルにない対応していないアプリケーションもあります。

アプリケーション対応表

ビジネスメール

ファイル共有

チャットツール

サイト作成

スケジュール管理

ワークフロー

会議室(設備)予約

価格

  • 基本料金 月額3,000円(20ユーザーまで)
  • 追加料金 月額1,200円(10ユーザーごと)
  • ディスク容量 月額600円(50MBごと)

desknet's NEO

クラウド型とオンプレミス型、2通りの導入形態を提供しているグループウェア製品です。どちらも機能面ではほとんど違いは無いのでニーズに合わせた導入ができます。ただし1ユーザーあたり1GBと少なく、かつ機能面で少々劣ります。

アプリケーション対応表

ビジネスメール

ファイル共有

チャットツール

サイト作成

スケジュール管理

ワークフロー

会議室(設備)予約

価格

  • クラウド型:400円
  • オンプレミス型(5~300名):3万9,800円~99万8,000円+年間サポート費用
  • オンプレミス型(300名以上):41万円~1,300万円+年間サポート費用

WaWaoffice for Workspace Organizer

WaWaOfficeは企業内LANを活用してコミュニケーションや情報共有の効率化をはかるグループウェアです。導入コストを大幅削減できるASPで提供され、グループウェアを中心に、オプションのワークフロー、簡易データベース、営業日報管理が連携します。

アプリケーション対応表

ビジネスメール

ファイル共有

チャットツール

サイト作成

スケジュール管理

ワークフロー

会議室(設備)予約

価格

月額450円~/1ユーザー+サーバー維持管理費2500円

グループウェア比較表

最後に、今回のまとめとして各グループウェアの比較表を作成しました。

可能ならば積極的にトライアルを実施して、最適なグループウェア選びを行ってください。 グループウェアを選ぶ際はまず現状環境を整理し、グループウェアに求める機能を明確に定義しましょう。そうすることでどういったグループウェア製品が最適化かという指針を作ることができます。

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