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Office 365サブスクリプションライセンスとは

クラウドサービスとしてOfficeアプリケーションやグループウェア機能を提供するOffice 365のライセンス形態は「サブスクリプション」というものです。これはソフトウェア利用形態の一つで、利用する期間や範囲に応じて定期料金が発生します。

Office 365のサブスクリプションはユーザー数とプランに応じて変動します。今回は、このサブスクリプションに焦点を当てて、永続ライセンスとの違いや各プランの価格をご紹介します。

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「サブスクリプションライセンス」と「永続ライセンス」何が違う?

基本的な違いはやはり購入方法です。ユーザー数やプランに応じて価格が変動するサブスクリプションに対して、永続ライセンスでは一回限りの支払いで利用できます。ただし、その分購入費用が高くなるため、環境に応じた選択が必要です。

たとえば300ユーザーでOffice 2016を利用する場合、Office 365なら導入初期費用はなく、初月利用料の40万8,000円(Office 365 Business Premiumを適用)でビジネスに欠かせないすべてのOfficeアプリケーションを導入できます。

それに対し永続ライセンスでOffice 2016を導入すると、導入初期費用は2,007万円(Office Professional Plus 2016を適用)にもなります。初期投資が2,000万円近くも違うので、Office 365の方が低い敷居で導入できるというわけです。

ただし、サブスクリプションのOffice 365は定期的に料金が発生するので、利用期間に応じて投資は増えていきます。Office 365 Business Premiumを利用した場合、Office 365の総コストを上回るのは4年強後です。

そのため、この4年以内でいかに価格差分の価値を回収できるかにサブスクリプションの難しがあります。

継続的な支払いと、一回限りの支払い

サブスクリプションと永続ライセンスの投資の違いは、先述の通り「継続的」か「一回限り」かです。それだけを考慮すると、一回限りの支払いで済ませたいという意見が多いのではないでしょうか。ただし忘れてはならないのが、Office 365はOfficeアプリケーションだけでなく「グループウェア機能も提供している」ということです。

たとえばOffice 365 Business Premiumの場合、Offficeアプリケーション以外に次のようなグループウェア機能を備えています。

≪Office 365 Business Premiumのグループウェア機能≫

Office 365 Business PremiumではすべてのOfficeアプリケーションに加えて、これだけのグループウェア機能を備えています。1ユーザーあたりたったの月額1,360円で、企業に欠かせないビジネスツールとコミュニケーションツールを導入できるというわけです。

そのため、Office 365が提供するサブスクリプションと永続ライセンスでは、支払い頻度だけでは比較できない要素が無数にあるのです。

Office 365各プランの価格は

Office 365はユーザー企業の環境に合わせて7つのプランを用意しています。時に「プランが多くて複雑だ」という声もいただきます。しかしそれも、企業ごとにより最適なOffice 365導入を実現するためです。以下に各プランの価格をご紹介します。

≪Office 365各プランの価格≫

プラン

月額料金(税抜き)※

Office 365 Business Essentials

540円

Office 365 Business

900円

Office 365 Business Premium

1,360円

Office 365 ProPlus

1,310円

Office 365 Enterprise E1

870円

Office 365 Enterprise E3

2,180円

Office 365 Enterprise E5

3,810円

※価格はすべて年間契約を利用した場合の月額料金です

Office 365は各プランによって価格も大きく違います。簡単に各プランのすみ分けを行うと、Business EssentialsとBusinessおよびBusiness Premiumは300ユーザーまでで使用できるプランです。それ以上のユーザー数でOffice 365を利用するとなると、他4つのプランから最適なものを選択します。

機能面でいえばBusiness EssentialsとEnterprise E1がOfficeアプリケーションは提供しておらず、純粋なグループウェア機能のみを提供しています。反対にBusinessとPro Plusではグループウェアは提供しておらず、Officeアプリケーションと一部の機能のみを提供しています。

Business PremiumとEnterprise E3およびEnterprise E5に関しては、Officeアプリケーションとグループウェア機能などを包括したプランです。

サブスクリプションで利用するOffice 2016の特徴

サブスクリプションであるOffice 365で導入する最新バージョンのOfficeアプリケーションは、永続ライセンスと同じOffice 2016です。Office 365を契約すると、ユーザーはアカウントページから各Officeアプリケーションを利用端末をインストールできます。では、サブスクリプションで利用するOffice 2016と、永続ライセンスで利用するOffice 2016は何が違うのでしょうか?

最大の違いはインストール台数です。永続ライセンスでは、2台のパソコンと2台のモバイルデバイスにしかインストールできません。それに対し、サブスクリプションでは5台のパソコンまたはMac、5台のスマートフォンと5台のタブレットと、最大15台のデバイスにOfficeアプリケーションをインストールできます。

パソコンとMacで異なるライセンスを購入しなくてもよいというのも大きな特徴です。

さらに、サブスクリプションで導入するOffice 2016は、継続的なアップデートによって新機能が続々と追加されます。次期バージョンが登場した際には、追加コスト無しでグレードアップできるのもサブスクリプションならではのメリットです。

まとめ

現在、Office 365の利便性の高さから、永続ライセンスからサブスクリプションに移行する企業が増えています。サブスクリプションなら、Officeアプリケーション特有のライセンス管理問題も解消できるため、メリットの高いサービスです。皆さんもこの機会に、Office 365でのサブスクリプション契約をぜひご検討ください。

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