Office 365はニーズに応じて7つのプランを提供しています。シンプルなグループウェアでユーザーあたり月額540円と最も低価格なOffice 365 Business Essenrtials。これに加えて7種のOfficeアプリケーションが使用できるライセンスも含めて提供するOffice 365 Business Premium。この他5つのプランにもそれぞれ特徴があり、その中から最適なプランを選択したり、ユーザーに応じてプランを組み合わせたりもできます。
さらに、Office 365はサービス契約途中でも自由にユーザー数を拡張できるため、ビジネスの成長に合わせた利用拡大ができます。
ただ、ユーザー企業が心配する点の一つとして、複数プランの組み合わせやユーザー拡張によって複雑になってしまった契約状況を、把握するのは難しいのではないか?という点が挙げられます。もちろん心配はいりません。Office 365ではいつでも、現在サービスを利用しているユーザー数や所持しているライセンス、あるいは利用期限について確認できます。
今回は、この確認方法について紹介します。
Office 365で契約している製品またはライセンスを確認する
まずは管理者がOffice 365で契約しているサービスについて、現在所持しているライセンスの確認方法について紹介します。
「Office 365」にテナント管理者のアカウントでサインインしたら、左上にあるアプリランチャーをクリックして一覧の中から「管理」をクリックします。これで管理センターにアクセスできるので、そこから現在契約中のOfficeライセンスを確認します。
管理センターに移動したら「アクティブなユーザー」ページに移動するか、「ユーザー」「アクティブなユーザー」の順に移動します。表示された画面右側にある「製品ライセンス」の欄を見てみると、現在契約しているOffice 365プランが表示され、使用可能なライセンス数が表示されます。
製品ライセンス画像の挿入をお願いします。
上記の例では、Offic 365 Enterprise E3とEnterprise E5を契約していて、前者が50ライセンス、後者が25ライセンスを契約していることがわかります。ちなみにこのページではユーザーへのライセンス割り当ても可能なので、必要に応じてライセンスを割り当てましょう。
実は、Office 365の契約状況を調べる方法は他にもあります。まず、先述した通りに管理センターにアクセスし、「課金」「サブスクリプション」の順に選択してページを移動します。現在契約しているサブスクリプションが一つの場合は、「サブスクリプション」ページにサブスクリプション名とサブスクリプションの情報や状況が表示されます。
サブスクリプション画像の挿入をお願いします。
表示されるのは購入済みのライセンスと現在の割り当て数、課金内容と支払方法および有効期限です。先述した確認方法よりも詳細情報を知れるため、契約状況について詳しく知りたいという場合はこの方法で確認してください。
複数のサブスクリプションを契約している場合は、購入済みのサブスクリプションの一覧と試用版のサブスクリプションが表示されます。詳細情報を表示したりサブスクリプションをクリックすると、そのサブスクリプションの詳細が知れます。
Office 365で新たなサブスクリプションを購入する
いかがでしょうか?ここまで紹介したように、Office 365では簡単に契約状況や利用ユーザー数などを確認できます。そのため、ライセンスが複雑になっても一目で状況を確認でき、計画的なライセンス管理が可能になります。
最後に、Office 365で新たなライセンスを購入する方法について紹介しておきます。
先述した手順で管理センターに移動したら、「請求」「サブスクリプション」の順にクリックしてページを移動します。「サブスクリプション」ページにてライセンスを追加したいプランを選択し、「ライセンスの追加/削除」をクリックしましょう。その後表示されたページ(下画像参照)にて、「ライセンスの総数」ボックスに必要なライセンス数を入力します。
たとえば現在100ライセンス契約していて、新たに5ライセンス追加したい場合はボックスに「105」とライセンスを追加した場合の合計数を入力します。最後に「送信」をクリックすれば、ライセンス追加が完了します。
ライセンス追加画像の挿入をお願いします。
ちなみにライセンス追加は、選択している支払方法に応じて有効になるまで時間がかかるので注意しましょう。
Office 365には従来のようなライセンス管理の複雑さはありません。誰に、どのライセンスを付与しているかは、管理センターでいつでも確認できます。皆さんもぜひ、Office 365でライセンス管理の負担を軽減してください。