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サポート切れ間近!Office 2007ユーザーがお得にアップグレードする方法

Office 2007ユーザー企業の皆さん、最新版Officeへのアップグレード準備は整っていますか?というのも、2006年末にリリースされたOffice 2007はもうすぐ延長サポートが切れてしまいます。

つまりセキュリティプログラムの更新がされなくなので、脆弱性が常にさらけ出されているという状態になります。PCを一切オンライン状態にしないという条件であれば情報漏洩などの心配はないでしょうが、それでは仕事にならないので当然のことながらインターネットに接続しますね。

ならばOfficeをアップグレードしない限り、セキュリティリスクを常に背負っているのです。

ではOffice 2007ユーザーはどのようにしてアップグレードするのがお得なのか?今回はその方法について紹介していきたいと思います。

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Office 2007からアップグレードする2つの方法

まずOffice 2007をアップグレードするにはボリュームライセンスでOffice 2016を購入するか、Office 365でサブスクリプション契約をするかという2つの選択肢があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ボリュームライセンス

ボリュームライセンスとは法人向けに販売されているOfficeライセンスで、購入数が多いほどボリュームディスカウントを受けることができます。従来のOffice導入と言えばボリュームライセンスでの購入が一般的ですね。

メリットとしては1度の予算取りで導入出来ることと、様々なアシュアランスや導入プログラムが提供されている点でしょう。有料ではありますがニーズに合わせて様々な導入が実現します。

Office 365

Office 365とはMicrosoftが提供するクラウドサービスであり、ユーザーごとに月額利用料を支払うことでOfficeアプリケーションやその他のサービスを導入することができます。「毎月コストが発生する」という点でコスト増になると考えられがちですが、意外とコストダウンになるケースが多いので後述します。

特徴はやはりOfficeアプリケーションだけでなく、組織に必要なコミュニケーション基盤を作ることができる点でしょう。

サーバ製品としてもお馴染みのExchange Online(ビジネスメール)やSharePoint Online(ファイル・情報共有)、直接的なコストダウンにつながるSkype for Business(Web会議)、フラットなコミュニケーションを生みだすYammer(社内SNS)など様々なサービスが満載です。

またプランによってはビジネスインテリジェンスやコンプライアンス対応ソリューションなども提供しているので、あらゆるニーズに対応することができます。

結局お得にアップグレードできるのはどっち?

ボリュームライセンスでの購入とOffice 365での利用、結局のところどちらがお得に導入できるのかとうのが今回の本題です。そこで、まずは以下の表をご覧ください。

局お得にアップグレードできるのはどっち?-1

引用:どっちがお得?気になるOffice 365とボリュームライセンスの価格比較

こちらはボリュームライセンス版で提供されているOffice Standard 2016とOffice365 Business Premiumのコストを「100ユーザーで利用する」ことを想定し比較したものです。4年目にしてOffice365 Business PremiumのコストがOffice Standard 2016を上回っているのがわかりますね。

つまり、3年目まではどちらを利用しても“表面上のコスト”は変わらないということです。次に以下の表をご覧ください。

結局お得にアップグレードできるのはどっち?-2

こちらは各バージョンの発売日と、次期バージョン発売までのスパンをまとめたものです。直近の2バージョンの発売スパンを見てみるとOffice 2013もOffice 2016も旧バージョンから3年以内でリリースされているということになります。

この傾向でいくと次期バージョンも3年以内にリリースされる可能性が高いので、追加費用なしで最新OfficeをインストールできるOffice 365の方がお得ということになりますね。

サービス面の違いにも注目!

さらに、ボリュームライセンスのOffice Standard 2016とOffice365のサービス面にも注目してみましょう。

サービス面の違いにも注目!

ご覧の通り、Office 365 Business PremiumではOffice Standard 2016では提供されていない様々なサービスを提供していることがわかります。

もう一つ、ボリュームライセンスとOffice 365の違いを挙げると後者ではサーバ管理・運用といった業務が一切発生しないということです。なぜなら提供されるサービスは全てオンラインで利用し、サーバへのインストールを必要としません。

ユーザーはブラウザを立ち上げIDとパスワードでサイインインさえすれば、いつでもOffice 365のサービスを利用することができます。サーバ管理・運用業務はなかなかに負担が大きいのでこれを無くすことができるということは“見えないコスト”の削減につながります。

まとめ

Office 2007からアップグレードする際はボリュームラインセンスでの購入が低コストに映るかもかもしれません。確かに3年以上利用し続けるという条件を踏まえれば、“表面上のコスト”はボリュームライセンスの方が安く済みます。

ただ、その他に提供しているサービスや“見えないコスト”を踏まえて考えると実はOffice 365の方が低コストに導入できたりするのです。

今後アップグレードの予定がある企業では、今回紹介した点を踏まえてじっくりと検討していただきたいと思います。また、Office 365では法人向けに6つのプランを提供しているので、まずはそれぞれの特徴をしっかりと把握するところから始めましょう。

各プランを組み合わせることもできるので、Office 365ではあらゆるニーズに対応することができます。

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