マーケティング

スマートフォン対応は必要?オウンドメディア集客で対策すべき理由とポイントとは?

オウンドメディアを運営しているけれど、安定したアクセスが得られず集客に困っているという方はいらっしゃいませんか?もしオウンドメディアへのアクセス、特に自然検索からの流入が思うように伸びないのであれば、サイトのモバイルデバイス対応が不十分であることが原因かもしれません。

Googleの公式発表を確認すると、今後の検索エンジンでの取り決めとして、スマートフォンサイトを制作していないオウンドメディアは、上位表示しづらくなることが分かっています。今回、これから紹介することを学んでいただくことで、最新のSEO対策及び集客対策として、具体的な施策として何をすべきなのか分かるようになります。

正しく対策することでオウンドメディアのアクセスは増加し、売上に貢献するお問い合わせの数が増加するようになるでしょう。

オウンドメディアを利用して集客するならGoogle検索エンジン対策が重要

オウンドメディアを長期的に運営し、顧客の数を安定的に増やしたいと思うならGoogleの検索対策を今すぐ実施すべきです。Yahoo!の対策は?と思う方も中にはいるかもしれません。しかし、Yahoo!はGoogleと同じ検索エンジンを利用していることを考慮するとGoogleの対策を行えば必然的にYahoo!の対策も行なっていることになります。つまり、Googleの検索ロボットが検索順位をつかさどる大きな意味をもっているため、Googleが発表するルールを理解した検索対策が必要だということです。

ちなみに、Yahoo!とGoogleの検索エンジンは、インターネットにアクセスするユーザーの8割が利用しているため、オウンドメディアへのアクセスを安定させたいと思うなら、今すぐ対応が求められます。

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検索対策って必ず必要?検索順位とクリック率の違いを徹底的に比較

Google が2017年に公表した検索順位ごとのクリック率を参考に見てみましょう。

参照:2017 Google Search Click Through Rate Study

  • 検索順位1位:21.12%
  • 検索順位2位:10.65%
  • 検索順位3位:7.57%
  • 検索順位4位:4.66%
  • 検索順位5位:3.42%
  • 検索順位6位:2.56%
  • 検索順位7位:2.69%
  • 検索順位8位:1.74%
  • 検索順位9位:1.74%
  • 検索順位10位:1.64%

このデータから1位に掲載されるだけで、全アクセスの20%以上の流入が安定的に得られると同時に1位と2位では、得られるアクセス数に大きな違いがあることが分かります。10位で1.64%であることから2ページ目以降はほとんど集客に貢献しないと言えますね。

Googleの検索対策をすることで、例え1%でもクリックスルーレートを上げることができれば、1人でも多くの顧客をオウンドメディアを通じて得ることができます。Googleの検索エンジンは、コンテンツの質で決まるというのが最近の兆候ですが、それ以外にも滞在時間や離脱率、直帰率、https対応など、色々な要素を複合的に組み合わせることで検索結果を表示しています。その中でもスマートフォン対応サイトも上位表示で必要な要素の1つとなりつつあるのです。

スマートフォンの検索回数がパソコンを上回った

モバイルファーストの考え方が重視されるに至った理由は明白で、Googleの公式発表によれば、世界10ヶ国で検索エンジンのアクセス動向調査したところ、スマートフォン端末による検索回数がパソコンの検索回数よりも大きく上回っていることが把握できたからです。

過去、インターネットの検索エンジンは、パソコンを利用した検索回数が圧倒的でした。時代は変わり、スマートフォン利用者が増加するようになった結果、検索回数が逆転し検索結果の基準を見直すことになったということです。

例えば弊社で運営しているBtoB企業のサイトでさえ40%近くがモバイルアクセスであったりします。BtoC企業のサイトですと90%以上になっています。もはやモバイルアクセスは時代の流れであり対策が急務であると言えるでしょう。

Googleが提唱するモバイルファーストインデックス(MFI)とは?

オウンドメディアを作成し、コンテンツを継続的に投稿していれば顧客を集客できる時代は、とうの昔に終わっています。検索エンジンへの新しい考え方として、「モバイルファースト」と呼ばれるものをご存知でしょうか?2016年11月5日にGoogleによって公式発表された考え方で、検索エンジンを利用してキーワード検索を行った際に、スマートフォン端末が閲覧しやすいサイトやページを優遇するというものです。

モバイルファーストインデックスで検索エンジンは、どう変わる?

Googleの公式発表をさかのぼると、2016年の3月にSearch Engine Land by Barry Schwartzより下記の情報を公開していることが分かりました。

「数ヶ月以内にGoogleはインデックスを分離することを発表。これによりモバイルユーザーにより良く、新鮮なコンテンツを提供することを目指す。Googleは現在1つのインデックスしかないが、Googleのゲイリー・イリーズ氏によると同社は分離されたモバイル専用のインデックスを公開予定。そしてこのモバイル専用のインデックスが今後Googleの主要なインデックスにすることを決定

ここで重要なのは、「モバイル専用のインデックスが今後Googleの主要なインデックスにする」という部分です。オウンドメディアでスマートフォン対応サイトを公開していない場合、今後安定したアクセスを得ることが難しくなることが分かります。

スマートフォンに対応していないオウンドメディアは、検索エンジン利用者の手間を増やすことにつながります。そのようなオウンドメディアを上位表示していると、利用者が閲覧するたびに支障が発生してしまうため検索順位を下げるということです。

スマートフォン対応のオウンドメディアを制作したい方へ

一般的にスマートフォン対応を行うには技術的には2種類の方法があります。

  • レスポンシブWebデザインによるスマートフォン対応
  • モバイル端末専用サイトを別途用意するスマートフォン対応

ここでは細かいことは割愛しますが、主にBtoB企業は前者が一般的です。しかし、技術の発展によりこの対応は思ったよりも簡単です。HubSpotが提供するCMSであるHubSpot COSは自動でレスポンシブWebデザインに対応しますし、Wordpressなどでもプラグインで簡単に対応できます。

さて、実際にスマートフォンユーザーに向けて具体的な施策を考える場合、代表的な部分として下記のことを考慮しながらオウンドメディアを制作すると良いでしょう。

スマホユーザーが情報(文章・画像)を閲覧しやすい設計にする

自社のオウンドメディアがパソコンユーザーに限定された利用体験の場となっているのであれば、スマートフォンで閲覧した際に最適化されたレイアウト設計に変更することが大切です。パソコンサイトをスマートフォンユーザーが閲覧すると、小さな画像や文字を何度も拡大・縮小して読み進めなければいけません。この場合、スマートフォンユーザーにとって最適化された画面を表示することができれば、ユーザーの利用体験が向上すると同時にGoogleでも評価してもらいやすくなります。

SNSで拡散しやすい設計に変更する

スマートフォンの利用者が増えたことによって、利用者同士のコミュニケーションが多様化することになりました。自分が参考になる情報を見つけたらSNSの共有機能を利用し、友人や知人にすぐに情報をシェアするようになっています。多くのSNS利用者は、TwitterやFacebookを利用しているため、コンテンツの終盤に「ツイート」や「いいね!」などの共有ボタンを設置しておくことで、スマートフォンユーザーにとって最適化された状態となります。

サイト上で電話発信が可能なように設計する

スマートフォンはパソコンと違い電話端末ですので、その場で電話発信が可能です。「今すぐ電話発信する」というようなバナー表示をしておくことで、お問い合わせ件数を1件でも増やすことができます。タップ1つで電話発信が可能な状態にしておくことは、オウンドメディアでも大切な施策の1つでしょう。

コンバージョンを取得する際には入力項目を極力少なくする

よほど目的意識がない限りスマホでコンバージョンさせることは困難です。ユーザー体験を考えてフォームの入力項目は極力少なくすることが懸命です。

あとでパソコンで確認できるような仕組みを提供する

BtoB企業の場合には特にそうですが、あとでその記事や資料をじっくりとPCで確認したいという人は少なくありません。そこでPocket対応やメール対応など簡単にあとで確認できる仕組み・仕掛けを用意しておくと良いでしょう。

オウンドメディアをスマートフォン対応サイトに変更しよう

Googleの公式発表によると、モバイルファーストによってスマートフォンサイトを上位表示することは明白です。今後、その傾向は確実に浸透していきます。そのため、オウンドメディアを通して安定したアクセスを得るためには、スマートフォン対応サイトに変更することが必須となります。すでに、インターネットから膨大なアクセスを安定的に得ているオウンドメディアの多くは、スマートフォン対応サイトですので、もし対応していないのであれば早急に施策を考えていきましょう。

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