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アプリ開発におけるプログラミング言語とは?pythonやjavaなども解説

近年、企業によるアプリケーション開発が注目を集めています。しかし、実際の開発現場ではどんなプログラミング言語が用いられているのか知らない方もいることでしょう。そこで本記事では、企業がアプリケーションを開発するメリットや、アプリ開発におすすめのプログラミング言語について解説します。

アプリ開発におけるプログラミング言語とは?pythonやjavaなども解説

Microsoft PowerApps はじめてのアプリ開発

いま注目のアプリケーション開発とは?

アプリケーションには、インターネットブラウザ上で動く「Webアプリ」や、ダウンロードして使用するスマートフォン・タブレット用などの「ネイティブアプリ」、ブラウザ・ダウンロードのどちらでも使用できる「ハイブリッドアプリ」などの種類があります。

アプリ開発では多数のプログラミング言語の中から、アプリケーションの種類ごとに適した言語を採択する必要があります。特にハイブリッドアプリの場合、複数の言語やフレームワークを使用するなど、ほかのアプリよりも複雑な開発方法が必要です。

近年では、ゲーム・SNS・ECサイト・仕事効率化・動画・情報など、さまざまな用途のアプリケーションが開発・提供されています。「令和2年版 情報通信白書」によれば、2015年における世界のモバイルアプリ市場規模は378億ドルだったのに対し、2019年には742.1億ドルを推移しており、わずか4年で2倍近い成長を遂げていることがわかります。

アプリケーションの利用は、今後も増加傾向が続くと予想されています。これまで大きな成長を見せていたモバイルゲームアプリだけでなく、近年ではSNSやエンターテインメント、ビジネス・経済などのアプリもダウンロード数が増加中です。また、幅広い業界で社内や顧客向けに自社アプリを作成する企業も増加するなど、アプリ開発に熱い注目が集まっています。

アプリケーション開発を実施するメリット

アプリケーション開発には、主に「企業の認知度向上から第一想起に入りやすくなる」「ユーザーの行動をデータ化できる」などのメリットがあります。企業や商品・サービスの認知度が広がると、問い合わせにつながり、さらなる売上アップも期待できます。

第一想起に入りやすくなる

アプリケーション開発・導入は、企業の認知度向上につながります。Webアプリやモバイルアプリを使用する機会が多い消費者に対して、企業・店舗・商品・サービスなどが思い浮かぶアプリの開発は、企業のPRに最適です。

これまでは、商品・サービス情報などをメールで配信するのが一般的でした。スマートフォンなどにダウンロードするアプリケーションを活用することで、新商品やセールなどのニュースをプッシュ通信で顧客に提供できます。

また、アプリで商品情報を確認できる場合は、製品カタログとして利用してもらえる可能性もあります。いつでも知りたい情報を得られるアプリがダウンロードされれば、ユーザーが自社のイメージを身近に感じて認知度が向上し、第一想起に入りやすくなるメリットがあります。

ユーザーの行動をデータ化できる

アプリケーションの開発・導入は、ユーザー行動のデータ化を可能にします。自社の店舗で使える会員カードをアプリケーションで電子化した場合、来店スタンプや購買実績などの管理が簡単に行えるようになります。

アプリケーションを利用すると、来店状況や購入履歴などユーザーの行動を簡単にデータ化することが可能です。また、人気商品の傾向や効果的なキャンペーンなどを確認できるため、アプリケーションから収集したデータは重要な顧客・売上データとして、マーケティング活動などに活かせます。

さらに、ユーザーのアクションデータを集めることで、ユーザーがアプリケーションをどのように使っているか確認・分析することも可能です。ツールを用いたアクセス解析やヒートマップにより、使いやすい機能だけでなく、使われていない機能や問題点なども洗い出せます。それらをもとにUI/UXを改善すれば、顧客満足度の向上につながり、売上アップが望めます。

問い合わせにつながる

アプリケーションにより自社商品・サービスの認知度が獲得でき、さらに売上・顧客などのデータ分析を取り入れることで、ユーザーの適切な管理や営業戦略の立案が可能です。データ分析などを活用し、適切なタイミングでアフターフォローや提案を実施すれば、問い合わせや売上につなげられます。

アプリ開発におすすめのプログラミング言語

アプリ開発には、さまざまなプログラミング言語が使用されます。プログラミング言語の種類によって作成できるアプリケーションの特徴も異なるため、どんなアプリケーションを作成したいか、その目的に適ったプログラミング言語を選ぶことが大切です。

JavaScript

「JavaScript」は、Webページに動きを与える働きをする、Webアプリ開発に適したプログラミング言語です。主にアニメーションなどの製作に使用され、後述するHTMLやCSSなどと組み合わせて使うケースが一般的です。「Node.js」を活用したサーバーサイド開発にも用いられるなど、幅広い目的に使われています。

文法がわかりやすいため習得しやすい言語のひとつで、作成したアプリケーションの実行や修正もしやすいという特徴があります。

Ruby

「Ruby」は、日本で開発されたWebアプリ向けのプログラミング言語です。フレームワーク「Ruby on Rails」のベース言語でもあり、「SINATRA」「Padrino」などのフレームワークを使用したアプリケーション開発も可能です。現在では、クラウドサーバー上で標準インストールされていることも多く、いつでも使用できるメリットがあります。

Rubyを使用すると、キュレーションサイトやショッピングサイト、SNSサイト、ブログサイトなどの構築が可能です。習得難易度は低く、フレームワークも使いやすいため、人気が高い言語です。

HTML/CSS

「HTML」「CSS」は、Webアプリの開発によく使われるプログラミング言語です。HTMLはWebページの見出しや文章など、文書の構造を命令します。一方CSSは、Webページのレイアウトを整えるための言語で、文字の色や背景色などの変更が可能です。

HTMLとCSSは基本セットで使われ、さらにJavaScriptを組み合わせてWebアプリ開発に用いられるのが一般的です。習得難易度は低めで、Webアプリではなく動きのないWebページにも必要とされます。

PHP

Webページの動作のサポートに使用され、サーバーサイド開発やWebアプリ開発でも多く使われるプログラミング言語のひとつが「PHP」です。グループウェアシステムや予約システム、社内管理システム、お問い合わせフォームなどの開発が可能です。

世界中で使用されているWord Pressのメイン言語として使われていて、HTMLとの親和性が高いため、Webサイト製作においても人気の高い言語です。文法が簡単で覚えやすく、開発環境も整えやすいなどのメリットがあります。また、サーバーサイド開発用で難易度の高い言語には「Rust」「Python」などもあります。

Java

「Java」は、Androidアプリ開発によく用いられる人気のプログラミング言語です。ほとんどのOS上で動作できる汎用性の高さや、実行速度の高さなどから、Webアプリ開発にも多く使用されています。

Java はGoogle Playに登録されているスマートフォンアプリをはじめ、大企業で使用する基幹システムや業務システム、金融システムなどの開発にも使われています。プログラミングの難易度が高い分、アプリ開発からWebサービスまで幅広く活用できる言語です。

Microsoft Power Appsでアプリ開発を手軽に

「Microsoft Power Apps」とは、Microsoft社が提供しているローコード開発プラットフォームです。プログラミングの知識や経験がなくても、ローコードで簡単にアプリを開発できます。マウスを使った直感的な操作で、ユーザーが必要とする機能を備えたPower Apps アプリの作成が可能です。

アプリの作成期間が短いうえ、機能を自由にカスタマイズできるなどのメリットも魅力です。Microsoft製品ゆえ、Common Data Service/Office 365/SQL Serverなどのデータを活かせる点も、効率よくデータ分析ができるアプリの開発に役立ちます。

まとめ

現在、多くの人が利用しているアプリケーション。アプリケーションを開発すると、ユーザーに対する企業や商品・サービスのアピールが可能になり、認知度向上につながります。また、ユーザー情報をデータ化し、それらの分析により顧客対応の充実化を図ることで、売上アップも期待できます。

アプリ開発にはプログラミング言語の知識が必要ですが、「Microsoft Power Apps」を活用することで、ローコードでのアプリ開発が可能です。アプリのメリットのひとつである、データ分析も簡単に利用できるので、効果的に売上アップを目指せます。

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