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SkypeとZoomの違い

今やビジネスコミュニケーションは、わざわざ遠方まで足を運ばなくてもできる時代です。多くの企業はWeb会議システムを導入し、パソコンとインターネットを通じてグループでのコミュニケーションを活発化させています。

Web会議システム最大の利点は手軽なコミュ二ケーションでコスト削減に繋がることでしょう。テレビ会議システムを導入すると、結局は会議室に一同が集まらないとコミュニケーションが取れませんし、テレビ会議システムを導入するために多くのコストがかかります。

一方Web会議システムはクラウドサービスとして提供されているものがほとんどで、低価格で導入できる上にワンクリックでコミュニケーションが取れるのが利点です。

今回は、そんなWeb会議システムとして提供されている“Skype”と“Zoom”の違いについてご紹介します。

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無料版のSkypeとZoomの違い

マイクロソフトが提供するSkypeとズーム社が提供するZoomは、どちらも無料サービスを提供しています。まずは無料版の違いについて比較してみましょう。

Skype

Skypeは2011年にマイクロソフトが買収した経緯もあり、このサービスを利用するためにはMicrosoftアカウントへの登録が必要です。MicrosoftアカウントとはSkypeやOutlook.comOneDriveといったサービスを提供するもので、Microsoftアカウントにするとこれらを無料で使用できます。さらにWindows 10と連携することでその利便性を向上できるサービスです。

Skypeでビデオ通話をする際は最大10人で使用でき、音声通話なら最大25人です。1日最長10時間、通話ごとに最大4時間、1ヵ月あたり最大100時間という制限があります。

Skypeの特徴はグループ画面共有機能で、オンライン会議において資料などをその場で共有できるためコミュニケーションが活発化します。会議中のファイル共有も可能で、無料版でも十分ビジネスで活用できるサービスです。

Skypeを使用する際はパソコンやスマートフォンにクライアントアプリを使用する必要があります。世界で3億人以上が使用しているので、サービスとしての安心感もあるでしょう。

Zoom

Zoomは2011年に登場したサービスであり、アカウント登録は不要です。管理者から送られてきたURLをクリックするだけでオンライン会議に参加できます。ただしスマートフォンやタブレットから使用する場合は専用アプリが必要です。

特徴は無料アカウントでも最大100人まで同時接続に招待できる点です。接続も安定しているので、インターネット環境が良好ならば突然切れるということはないでしょう。Zoomでも画面共有機能やホワイトボードを使用できるため、オンライン会議でも十分使用できるでしょう。

ただしグループでの使用の際は最大接続時間が40分なので、その都度接続し直さなければいけないという難点もあります。

以上のように無料版でもSkypeとZoomには多くの違いがあります。ビジネスシーンでの使用を想定すると、どちらの方が利点が多いかは環境によって違うでしょう。

有料版のSkypeとZoomの違い

次に有料版のサービスとして提供されているSkypeとZoomの違いについて比較していきましょう。

Skype

有料版Skypeの正式名称は“Skype for Business”です。これはマイクロソフトが提供するクラウドサービスの“Office 365”を構成するサービスの一つであり、ビジネスシーンでの活用を想定したWeb会議サービスです。そのためSkype for Businessを使用するためには、Office 365を契約するかスタンドアロンサービスを契約する必要があります。

Skype for Businessの特徴は最大250人のオンライン会議が可能なことです。人数が増えても別途料金がかかることはありませんし、接続も安定しています。さらに最大1万人のユーザーに向けたライブブロードキャストを配信することも可能です。そのため大規模なWebセミナーなどにも使用できます。

この他の特徴としては、Office 365が様々なコラボレーションツールを含むサービスなので、Skype for Business以外にもコミュニケーションを活発化させるためのツールが揃っているという点です。

たとえばビジネスメールのExchange Online、ファイル共有およびサイト作成のSharePoint Online、チームの情報共有力を高めるMicrosoft Teamsなど様々なツールを使用できます。これに加えて最大15台のデバイスにインストール可能なOfficeライセンスも付帯するので、これらのビジネスツールをパワフルに使用したいというユーザー向けのサービスです

Zoom

Zoomは有料版として3つのプランを提供しています。プロプランは無料版の基本機能をすべて含み、オンライン会議の時間制限を排除したプランです。ビジネスプランはプロプランの機能をすべて含み、シングルサインオンや管理者ダッシュボードといった高度な機能を提供します。エンタープライズプランはビジネスプランの機能をすべて含み、容量無制限のクラウドストレージや専用のカスタマーサクセスマネージャーが付くなどのサービスを提供します。

このようにそれぞれのプランで異なる機能を提供しており、Web会議サービスを使用する規模によって適したプランが異なります。注意する点はプロプランでの最大接続人数が100人、ビジネスプランとエンタープライズプランでの最大接続人数が200人という点です。これ以上の人数でWeb会議サービスを使用する場合は別途料金を支払い、接続可能人数を拡張する必要があります。

実はSkype for BusinessとZoomは連携しているWeb会議サービスで、Skype for Businessは連絡先リストからZoomでのWeb会議を開催することが可能です。無料版では提供していないサービスなので有料版ならではのものです。

Skype for Businessを使用するか、Zoomを使用するかという選択はこれも環境によります。たとえばWeb会議サービスだけでなくビジネスメールはファイル共有といったコラボレーションツールも使用したいという場合はSkype for Businessを含むOffice 365がおすすめです。それに対してWeb会議サービスをシンプルに、かつそれに特化した機能を使用したいという場合はZoomを選ぶのがよいでしょう。

Office 365のプラン

ここではOffice 365が気になるという方に向けて、Office 365で使用できるプランについてご紹介します。Office 365の中でSkype for Businessを含むプランは7つ中6つです。

  • Office 365 Business Essentials
  • Office 365 Business Premium
  • Office 365 ProPlus
  • Office 365 Enterprise E1
  • Office 365 Enterprise E2
  • Office 365 Enterprise E3

このように、プランごとに提供している機能が大きく違うので自社環境に適したプランを選ぶことが大切です。

Web会議サービスでコミュニケーションを効率化

いかがでしょうか?皆さんは現在、チームのコミュニケーションとしてどのようなツールを使用中でしょうか?Web会議サービスを導入する際はSkype for Business並びにOffice 365の使用を検討し、様々なビジネスシーンに対応できる機能を手に入れましょう。

「Web会議」について調べてみよう!

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