Microsoft 365 Educationは、Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security を含む、完全なシステムを提供します。IT 指導者および管理者向けには、小・中・高の教育機関(K-12)を対象としたアカデミックライセンスが用意されています。その概要は、下図のようになっています。
Office 365 A1にあたるExchange OnlineにSharePoint Online,Skype for BusinessそしてOffice Onlineは、無償で提供されます。そして、Microsoft 365 A3では、月額650円(参考価格)で、Office 365 A3にWindows 10 Education A3、EMS E3とMinecraft:Education Editionが提供されます。また、Microsoft 365 A5では、月額1,180円(参考価格)で、Office 365 A5にWindows 10 Education A5、EMS E5とMinecraft:Education Editionが利用できます。Office 365 の各サービスの違いは、以下の表のようになっています。
Microsoft 365 EducationとDesktop Educationとの比較
以前から教育機関向けに提供されていたDesktop Educationと比較して、Microsoft 365 EducationではEMS E3/E5やMinecraft:Education Editionに、近日公開されるBookingsなどの新しい機能やサービスが追加されています。
さらに、Microsoft 365 Educationを教育機関で採用するメリットとして、学生向けライセンス特典があります。教職員向けにMicrosoft 365 Educationを導入すると、条件に合致するすべての学生がMicrosoft 365 Educationのアプリケーションやサービスを利用できます。その特典は以下のようになっています。
ただし、学生向けライセンスの提供には制限があります。まず、スイート製品を購入した場合には、教職員のライセンス数(1)に対して学生ライセンス数(40)は、1:40の割合で提供されます。また、単品製品を購入した場合は、教職員ライセンス数:学生ライセンス数 = 1:15となります。さらに、利用の際には、無償の専用型番の発注が必要です。そして、学生に対しては卒業時の譲渡はありません。加えて、クライアントアクセスライセンスは提供されません。
最後に、Microsoft 365 Educationのライセンス別の機能を整理すると、以下の表のようになります。