Surface Proは最新OSのWindows 10を搭載した、マイクロソフト社製のビジネス向けのタブレット端末です。ただし、専用アクセサリを利用することでノートパソコンとしても使用できるため、じわじわとシェアを高め、昨年にはApple社のiPadよりも高い満足度を獲得しています。
同調査はタブレットメーカー7社の製品に対し、855人のユーザーが満足度を調査したものです。その中でSurface Proはいずれの項目においても高い評価を得ており、ビジネスシーンでの有用が証明されています。
本稿では、そんなSurface Proをビジネスに取り入れるメリットを具体的に紹介していきます。
メリット1.マイクロソフト社アプリケーションとの親和性が高い
マイクロソフト社が独自に製造販売しているSurface Pro最大のメリットは、やはり同社アプリケーションとの親和性の高さにあります。Surface Proには予めOfficeが搭載されているため、面倒なソフトウェアインストールがありません。永続ライセンスとして使用できるため、追加料金も発生しないこともメリットです。
この他、多数の企業がグループウェアとして導入している「Office 365」との親和性も良く、ビジネスにおいてスムーズな作業遂行と円滑なコミュニケーションを支援します。
メリット2.バッテリー駆動時間が長く持ち歩きに適している
ビジネスシーンにおけるタブレット活用の中で、ユーザーが心配する点はやはり「バッテリー駆動時間」です。この時間が短いとすぐにバッテリー切れに陥ってしまい、まったく使い物にならないという事例が少なくありません。外出中だとタブレットの充電も満足にできないため、やはりビジネス活用においてバッテリー駆動時間はかなり重要なポイントです。
肝心のSurface Proのバッテリー駆動時間はというと、マイクロソフト社が公称しているのは最大13.5時間。それに対し、Windowsの省電力設定を「バランス」、バックライト輝度を50%に設定し、無線LANを有効にした状態で、BBenchでキー入力とWeb巡回にチェックを入れて計測すると実際の駆動時間は約10時間25分となるそうです。
同じ条件で前バージョンであるSurface Pro 4のバッテリー駆動時間を計測すると、約7時間34分のため、3時間近くバッテリー駆動時間が伸びています。バッテリーが満タンな状態で10時間以上持つため、ビジネスシーンでも難なく活用できるでしょう。
メリット3.なめらかな書き心地
タブレットにおけるペン機能は、イラストレーターやグラフィッククリエイターでなくとも一般業務で活用できる機能です。ビジネス文書に手書きで追記したり、設計図のラフを書いたりなど様々な活用方法があります。しかし、タブレットにおいて綺麗な直線や曲線を描くことは難しく、活用していない企業がほとんどなのではないかと思います。
Surface Proでは専用アクセサリであるSurface Penを使用することで、4,096段階の筆圧検知や傾き検知に対応しています。ペンを押し込む強さや傾きによって線の太さが変わり、本物のペンや筆などの書き心地をリアルに再現しています。
ペンの書き心地が良いと自然と使用したくなるもので、Surfece Penは一般的な業務においても広く活用されています。
メリット4.時にタブレット、時にノートパソコン
Surface Proがデバイスとして持っている特徴は、タブレットでありながら専用アクセサリによってノートパソコンとしても使用できる点です。専用のタイプカバーを付けることで、Surface Proは瞬時にノートパソコンに変化します。
ExcelやPowerPointといったドキュメントに関しては、やはりタブレットよりもノートパソコンで編集する方が作業効率が良く、利便性も高まります。つまりSurface Proは従来のタブレット活用に加えて、ノートパソコン同様にドキュメントを作成や編集ができるため、活用の幅が大きく広がっています。
タブレットとノートパソコンという2つのデバイスを所持しなくてもよいため、生産性も向上するでしょう。
メリット5.キックスタンドの傾斜が最大165度に
前バージョンであるSurface Pro4のキックスタンドは、最大傾斜角度が150度でした。150度は直角からほんの60度傾いただけなので、ペン機能を使用する倍は意外と傾斜が高く、使いにくいという印象がありました。
一方で、Surface Proのキックスタンドの傾斜角度は最大165度と、前バージョンよりもプラス15度傾けられるようになっています。ほぼ180度に近い角度であるため、ペン機能を使用する際にかなり使い勝手が改善されました。
Surface Proになりペン機能が強化されたことで、キックスタンドにも改良が加えられたと考えられます。
メリット6.スペックが選べる
Surface Proには6つのエディションがあり、スペックや価格が異なります。そのため、活用するビジネスシーンによって最適なエディションを選べば、適正なコストでの導入が可能です。
≪Surface Pro各エディションのスペックと価格≫
プロセッサ |
RAM |
SSD |
価格 |
Intel Core m3 |
4GB |
128GB |
11万4,264円 |
Intel Core i5 |
4GB |
128GB |
13万6,944円 |
8GB |
256GB |
15万8,544円 |
|
Intel Core i7 6650U |
8GB |
256GB |
20万6,064円 |
16GB |
512GB |
28万584円 |
|
16GB |
1TB |
34万1,064円 |
かなり細かくエディションが分かれているので、同じ組織内においても部署や業務によって適正エディションを選択し、コストの適正化を図りましょう。
メリット7.Alcantara®製の美しいキーボード
Surface ProのタイプカバーにはAlcantara®製の素材が使われています。Alcantara®は自動車や旅客機、ヨットなどのインテリアや内装に使用される素材で、滑らかな質感と美しいデザインが魅力の素材です。この素材を採用したことで、Surface Proのデザイン性が高まり、ビジネスにおけるモチベーションも高まります。
まとめ
いかがでしょうか?多数のメリットを持つSurface Pro。ビジネスシーンにおいて、今やiPadにも勝るタブレット端末だと言えましょう。さらに、ビジネスパーソンにとって使いやすい、慣れ親しんだインターフェースによって、組織におけるスピーディな定着も実現します。ビジネスにおけるタブレット活用の際は、ぜひSurface Proをご検討ください。