Microsoft Officeを導入する方法は3つ。1つはOffice 365のサブスクリプションを契約して利用する方法。もう1つはパッケージ版を購入してインストールする方法。そして最後はプリインストール版が搭載されているPCを購入して利用する方法です。
ビジネスシーンでは主に最初の2つのうちいずれかで導入するケースがほとんどかと思います。ただ、それぞれの違いをいまいち掴めないという方が多いのではないでしょうか?
自社にとって適切な導入方法とはどれなのか?そんな疑問を解放すべく、今回はOffice 365、パッケージ版、プリインストール版の違いを比較していきたいと思います。
Office 365、パッケージ版、プリインストール版を比較
さっそくですが、それぞれの特徴を比較した表を作成したのでご覧ください。
これがOffice365、ライセンス版、プリインストール版の主の違いになります。ただし、この表をご覧いただいただけで自社に最適な導入方法を選ぶのは難しいでしょう。そこで各環境に合わせた最適な導入を提案していきたいと思います。
「常に最新のOfficeを利用し続けたい」
3つの導入方法のうち機能面とセキュリティ面でOfficeのバージョンアップに対応しているのはOffice 365とプリインストール版です。しかしプリインストール版は基本的に個人向け製品ですのでビジネスシーンには適しません。
そこでやはりおすすめは「Office 365」になります。現在の最新バージョンと言えばOffice 2016ですが2015年9月のリリースから既に8回の機能更新があります。ライセンス版ではこの機能更新を行うことができないので、常に最新バージョンが利用したいという環境ではOffice 365がベストなのです。
さらにOffice 2019など次期バージョンが登場した際もOffice 365ならすぐにグレードアップすることができます。
「1人の社員が複数台のデバイスを利用している」
複数台のPCやタブレット、スマートフォンを利用するケースが増加しています。そこで全てのデバイスにOfficeをインストールすることができれば、ドキュメント作成・編集業務が大幅に効率化されます。
Office 365ならばPC・タブレット・スマートフォンの各5台ずつにOfficeをインストールすることができるので、複数台のデバイスにも難なく対応できるので「Office 365」がオススメです。
「5年以上は同バージョンのOffice利用する」
次期バージョンのOfficeが登場したとしても、すぐには導入せず同バージョンを5年以上は利用するという環境であれば「ライセンス版」がおすすめです。初めに大きな予算取りは必要ですが、以降ライセンスに関するコストがかかりません。
ただし、ライセンス管理やサーバ運用に割くコストは必ず発生するので十分に注意してください。
ライセンス管理やサーバ運用を楽にしたいというのであれば、管理が楽で運用不要なOffice365を検討しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?それぞれの違いをきちんと把握することで自社にとって最適な導入方法が見えてきますね。自社にとって最適なのはOffice 365なのか?はたまたライセンス版なのか?本記事を参考にベストな導入方法を導き出していただければと思います。
また、導入方法が決定した後もそれぞれ複数のエディションがあるので、この辺の違いをきちんと見極めた上で導入していきましょう。