企業にとって人材は大切なリソースのひとつであるため、従業員の健康管理は適切に行う必要があります。「eへるすLite」は、効率的に従業員の健康管理を行えるツールであり、管理者の負担軽減も可能です。本記事では、同ツールの特徴や代表的な機能、導入で実現できることなどを解説します。
「eへるすLite」とは
eへるすLiteは、ペーパーレスで従業員の健康管理を行える健康観察ツールです。従業員が自身のスマートフォンやパソコンなどの端末から、健康に関する情報を入力するとシステムに反映されます。管理者は管理画面で従業員個々の健康状態を把握できます。
従業員の健康管理に役立つさまざまな機能が実装されているのも特徴です。機能の詳細は後述しますが、従業員への一斉メール配信や体調不良者の抽出などの機能があります。また、英語やラオス語などにも対応しているため、外国人を雇用している企業にも適しています。
「eへるすLite」3つの特長
eヘルスLiteはクラウドで提供されているサービスです。導入に手間がかからないうえ、万全のセキュリティ対策も施しているため安全に利用できます。主な特長は以下の3点です。
操作がシンプル
シンプルな操作性が挙げられます。従業員が毎日自身の健康状態を入力するツールであるため、誰でも簡単に入力できるように配慮されています。高機能なツールを導入しても、使いづらくては従業員のストレスになるでしょう。
管理者側の操作もシンプルです。観察項目ごとに登録した情報をリアルタイムに集計して一覧やグラフで可視化できるので、施設全体から従業員個々のデータまでひと目でチェックできます。また、管理項目を自由に設定できます。新型コロナウィルス感染に疑われる10項目も簡単に登録できます。
短期間での導入が可能
eへるすLiteは、クラウドで提供しているサービスゆえに、オンラインで簡単に導入できます。オンプレミス型のように、サーバー等の機器を自社に設置する必要がなく、導入から運用までの時間と手間を圧縮できることが魅力です。
コストを抑えた導入が可能なのも特徴です。サーバーが不要であるため余計な費用が発生せず、設置スペースも必要ありません。システムのメンテナンスもサービス提供元に任せられるので少ない労力で済みます。
万全なセキュリティ対策
従業員の健康に関するデータをオンラインでやり取りするため、ツールには万全のセキュリティ対策が求められます。eへるすLiteは、自社データセンターによるデータの一括管理を行うなど、堅牢なセキュリティ体制を整えています。
管理者サイトへのアクセス制御も可能です。誰もが自由に管理者サイトへアクセスできるとなると、外部へ情報が漏れてしまうおそれがあります。その点、eへるすLiteであれば証明書を利用してアクセス制御を行うため、内部不正や情報漏えいのリスクを軽減できます。
「eへるすLite」便利な5つの機能
eへるすLiteには、企業が従業員の健康を管理するのに役立つ、さまざまな機能が実装されています。機能をうまく使いこなすことで、より効率的かつ効果的な健康管理を実現できるでしょう。
体調異常者・未入力者の抽出
管理者サイトでは、従業員が入力した情報をもとに体調異常者を抽出できます。また、データ入力をしていない従業員も把握できるため、抽出した利用者に対し一斉メールを配信して入力を促せます。
体調がよくない従業員を事前に把握できれば、適切な対処が可能です。該当する従業員が所属する部署の責任者と連携すれば、体調の変化にも気づきやすく状況に応じた対処ができるでしょう。
なお、eへるすLiteは英語やラオス語に対応しているため、外国人労働者の健康管理にも活用できます。
柔軟なデータ検索
データ検索機能を実装しており、複数の条件を組み合わせた検索が可能です。従業員の数が多いほど、扱うデータは膨大となり必要な情報へのスムーズなアクセスは難しくなるでしょう。一方、eへるすLiteであれば求める情報へスピーディーにアクセスできます。
検索でよく用いる条件を保存できる機能もあります。あらかじめ登録しておけば、以降はワンクリックで検索でき簡単に必要な情報へアクセスできます。
リアルタイムで管理者へメールを通知
あらかじめ設定しておいた条件に合致する情報が従業員から入力されたとき、リアルタイムに管理者へメールで通知される機能を実装しています。管理者は素早く体調不良者が誰なのか把握でき、適切な対応を行えます。
このような機能がなかった場合、管理者は全データに目を通して体調不良者を抽出しなくてはなりません。手間も時間もかかりますが、eへるすLiteであればその心配がありません。
管理項目拡張機能
管理項目を拡張できるため、自社に合わせたカスタマイズが可能です。デフォルトでは10項目が用意されていますが、さらに10項目を加えられるため合計20項目まで設定できます。
たとえば、従業員のストレス状態を把握できる項目を加えるのもよいでしょう。過度なストレスはモチベーション低下につながり、離職の原因にもなりえます。また、歩数や体組成計のデータなどを入力する項目を設定するのもよいかもしれません。
お知らせ一斉配信機能
管理者から、一斉に情報を発信する機能があります。たとえば、健康促進に役立つ内容や健康診断のお知らせ、新型コロナウイルスやインフルエンザ感染への注意喚起などの情報を一斉配信できます。
従業員へ情報を一斉配信するだけなら、メールシステムでも可能です。ただ、メールでは従業員がきちんとお知らせを読んでくれたかどうかまで把握できません。一方、eへるすLiteには既読管理機能があり、従業員が既読したかどうかをチェックできます。
「eへるすLite」で解決できること
eへるすLiteの導入により、従業員の健康をしっかりと管理できます。リアルタイムで健康状態を把握できるため、体調がよくない従業員を抽出し適切な対応が可能です。たとえば、体調が悪いと判断した従業員に対し早退を促す、ほかの従業員をサポートに回すといった対処もできるでしょう。
健康管理システムやサービスを導入しているものの、従業員が利用してくれないといった悩みを抱える企業も多いのではないでしょうか。従業員が使いにくいと感じるシステムや、操作が難しいツールはこのようなリスクが高まります。一方、eへるすLiteはシンプルかつ簡単に利用できるため、このような心配がありません。
また、管理者の負担も軽減できます。ひとつのシステムで、全従業員の健康状態を把握できるためです。システム上で体調チェックや分析、メール配信、入力の催促なども楽にでき、管理者の負担軽減につながります。
「eへるすLite」オプション機能
eへるすLiteのオプション機能として、AI検温器との連携機能があります。顔認証付きAI検温器との連携により、従業員は入力の手間が少なくなり、入力漏れも回避できます。
予防接種管理機能も、オプション機能のひとつです。機能を用いれば、予防接種を受ける医療機関や接種日、接種券番号などの情報を登録、管理できます。
予防接種に関するさまざまな情報をシステム上で管理できるため、うっかり接種を忘れるといったリスクを回避できるでしょう。また、前回いつ接種したのかといった、接種歴の管理も可能です。
体調提示画面も表示できます。新型コロナウイルスの感染拡大以降、さまざまなイベントや施設への立ち入り時に、健康状態をチェックされるシーンが増えました。この機能があれば、一定期間における自身の体調を画面に表示でき、各種イベントへの参加や施設への立ち入り時にも利用できます。
まとめ
eへるすLiteを導入すれば、従業員の健康管理を徹底でき管理者の負担も軽減できます。クラウドサービスゆえに短期間で導入でき、運用開始まで時間もかかりません。従業員の健康を守り、組織の継続的な発展を目指すのなら、eへるすLiteの導入を検討してみてはいかがでしょうか。