Smart Content「androidやiPhoneのアプリ開発手順を知りたい」「アプリ開発をやってみたいけど、どんなアプリを開発できるの?」「やっぱりプログラミング知識がないとアプリ開発は難しい?」と感じていませんか。
この記事では、主なビジネスアプリ6種類を解説します。また、主要な開発方法も紹介します。
この記事を読むことで、あなたが作りたいビジネスアプリを具体的にイメージできるようになるでしょう。さらに、プログラミング知識が無くてもアプリ開発が可能なことが理解できます。
「プログラミング知識がないけどアプリ開発をやってみたい」「アプリ開発入門者向けの情報が欲しい」という方は、この記事を最後まで読んでください。
ビジネスアプリの主な種類とは?
ビジネスアプリにはさまざまな種類があります。まずはあなたがどんなビジネスアプリを開発したいかイメージできるように、主な6種類を紹介します。
- 勤怠管理アプリ
- 経費精算アプリ
- チャットアプリ
- ビデオ会議アプリ
- スケジュール・タスク管理アプリ
- 名刺管理アプリ
上記の6種類は、ビジネスでよく使われるものです。もし、日々の業務で不便を感じているものがあれば、ビジネスアプリとして開発する価値があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
勤怠管理アプリ
主なビジネスアプリ1種類目は「勤怠管理アプリ」です。
出退勤時間および残業管理がメインの機能です。そのほかにも残業の承認や、会社規定に沿ったルール設定が可能です。
Excelや紙のタイムカードで勤怠管理をしている企業であれば、このアプリを導入する価値は高いと言えるでしょう。
最近だと「ジョブカン勤怠管理」「スマレジ・タイムカード」といった勤怠管理アプリもメジャーになってきています。
経費精算アプリ
主なビジネスアプリ2種類目は「経費精算アプリ」です。
領収書やレシートにAI-OCR(画像認識)を活用することで、経費精算のために入力する手間を省くのが主な機能です。また、アプリ化することで出先からスマホでカンタンに入力・申請も可能になります。
経費精算で有名なアプリは「STREAMED」や「レシートポスト」が挙げられます。
2022年に電子帳簿保存法が改正されたことにより、データ管理の仕組みが大きく変わりました。今後、経費精算アプリの重要性は高まるでしょう。
チャットアプリ
主なビジネスアプリ3種類目は「チャットアプリ」です。
LINEのように、テキストやデータファイルのやりとりが主な機能です。社内でのコミュニケーションであれば、メールよりもチャットのほうがスムーズに業務が進むでしょう。
代表的なビジネスチャットアプリといえば「LINE WORKS」「Slack」「Chatwork」が挙げられます。
ビデオ会議アプリ
主なビジネスアプリ4種類目は「ビデオ会議アプリ」です。
2020年から日本ではテレワークが急速に普及し、社員がみな、同じ場所で必ずしも働く必要がないことが明らかになりました。移動コストの削減、また多様な働き方に対応できるのがビデオ会議アプリです。
代表的なビデオ会議アプリは「Zoom」「Teams」などが挙げられます。
スケジュール・タスク管理アプリ
主なビジネスアプリ5種類目は「スケジュール・タスク管理アプリ」です。
手帳に記載していたスケジュールをデータ管理できるのはもちろんですが、メンバー間のスケジュールやタスクを共有できるのが一番の強みです。メンバー内のタスク量を可視化できることも、アプリを使う大きな理由となるでしょう。
有名なスケジュール・タスク管理アプリは「Googleカレンダー」「Outlook(Microsoft 365)」などが挙げられます。
名刺管理アプリ
主なビジネスアプリ6種類目は「名刺管理アプリ」です。
名刺をアプリで管理することで、検索性が飛躍的にアップします。特に、外出が多い営業マンにとってはとても重宝するアプリです。さらに、名刺データを社内で共有できるようになるので、社外との人脈をフル活用できるようになります。
近年だと「Sansan」や「Wantedly People」が名刺管理アプリとして有名です。
アプリ開発のやり方
次に、アプリ開発のやり方を紹介します。アプリ開発のやり方は大きく分けて2つあります。
- やり方①:プログラミング言語を使った方法
- やり方②:ツールを使用した方法
いずれの方法にも、メリットとデメリットが存在します。あなたに合ったアプリ開発を選べるよう、メリット・デメリットやそれぞれの特徴を解説します。
プログラミング言語を使った方法
アプリ開発のやり方1つ目は「プログラミング言語を使う」です。JavaやSwiftなどのプログラミング言語を使用して、コーディング(プログラムを書くこと)を行います。
ご想像のとおり、この方法はアプリ開発云々の前にプログラミング言語を習得する必要があります。プログラミング知識がない人は、まず基礎知識を習得することから始める必要があり、開発までに時間がかかることがデメリットです。
一方で、のちほど紹介する「ツールを使ってのアプリ開発」よりも自由度が高いアプリ製作が可能になります。作りたいアプリの機能要件が複雑な場合は、プログラミング言語を使ってのアプリ開発を選択すべきと言えます。
ツールを使用した方法
アプリ開発のやり方2つ目は「ツールを使用する」です。プログラミング知識がなくても、アプリ作成ツールを使うことで簡単にきれいなデザインのアプリ開発が可能です。
プログラミング言語がわからなくてもアプリ開発をできる点は、アプリ開発初心者にとって大きなメリットになります。一方で、作成ツールによって得意・不得意な分野があったり、複雑な機能は盛り込むことができなかったりと、作りこみの自由度や柔軟性はプログラミング言語を使っての開発には劣ります。
ただ、最近はアプリ開発が可能なツールはとても多いです。作りたいアプリの機能・要件が固まった上でツール選定を行えば、要件を満たすアプリ開発ができる可能性は高いです。
ツールを使ってアプリ開発を行う場合は、ツールありきではなく、作りたいアプリを決めた上で道具(ツール)選びを行いましょう。
アプリ開発の注意点
プログラミング言語での開発、ツールでの開発、いずれにしてもアプリ開発時の注意点があります。注意点を5つ、簡単に紹介します。
- 注意点①:アプリ開発における費用対効果を必ず議論する。便利なアプリができても、コストがかかりすぎて投資回収ができないのであれば意味がない。
- 注意点②:対応OSを確認する。大きくiOSとandroidの2つがメインOSとなるが、ユーザのOSを事前に把握する必要あり。
- 注意点③:アプリリリース後のバグや不具合に対して、都度アップデートが必要。アプリ開発後の運用体制も事前に決める。
- 注意点④:個人情報の取り扱いには注意する。個人情報を取得するアプリの場合、取得目的や提供について周知する。
- 注意点⑤:まずはスモールスタートでOK。完璧なアプリを目指すより、運用しながらフィードバックを活かし、理想像に近づけていく。
以上5点が、アプリ開発時の主な注意点です。
アプリをリリースする前だけでなく、リリース後もメンテナンスが必要です。アプリ開発時には、運用開始後の長期的な視点も見落とさないようにしましょう。
Power Appsならプログラミングの知識が無くてもアプリ開発が可能!
最後に、おすすめのアプリ開発ツール「PowerApps」を紹介します。PowerAppsはプログラミング言語を使わずとも、ビジネスアプリの開発が可能です。多くのビジネスマンや学生にもなじみのあるPowerPointやExcelのような操作・関数入力で要件を満たすアプリ開発ができます。
特にPowerAppsが強いのは、Microsoftの様々なサービスと連携し、定型業務の自動化(ワークフロー化)が可能な点です。その他ツールのビジネスアプリ単体の開発では、他ツール・アプリとの連携はハードルが高いです。しかし、MicrosoftのPowerAppsであれば、なじみのあるMicrosoft系アプリとの連携は容易に可能です。
詳細は弊社のPowerAppsを使ったワークフローの組み方を参考にして頂けると、具体的なイメージがつかめます。
Microsoft Dynamics365およびOffice365を利用している企業であれば、必ず検討すべきアプリ開発ツールの1つと言えます。
まとめ
ビジネスアプリ6種類の紹介に加えて、開発方法には「①プログラミング言語による開発」「ツールを使用した開発」の2種類があることを解説しました。
また、最後に紹介したPowerAppsは、Microsoftユーザであれば必ず検討対象にいれるべきアプリ開発ツールです。自社の状況や、予算に合わせて適切な開発方法を選択してください。
初めてビジネスアプリを開発する人にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。