Microsoftが2017年6月に新しくリリースしたSurface Proには法人向け製品があります。個人向けとの主な違いは、LTEモデルを提供していることは、個人向けに比べて価格が安いことです。
この法人向けSurface Proを購入するには、Microsoftから直接購入するか、販売代理店から購入するかのどちらかです。今回は、そんな法人向けSurface Proの価格や使い方などを解説していきます。
Surface Proの法人向け価格は?
法人向けのSurface Proは、一般向けのものとは若干価格が違います。一般向けのモノと比べて少し低価なのが特徴です。
≪法人向けSurface Proの価格(Wi-Fiモデル)≫
CPU |
記憶容量 |
メモリ |
参考価格※ |
---|---|---|---|
第 7 世代 インテル®Core™ m3 |
128 GB |
4 GB |
¥93,800 |
第 7 世代 インテル®Core™ i5 |
128 GB |
4 GB |
¥114,800 |
256 GB |
8 GB |
¥134,800 |
|
第 7 世代 インテル®Core™ i7 |
256 GB |
8 GB |
¥178,800 |
512 GB |
16 GB |
¥247,800 |
|
1 TB |
16 GB |
¥303,800 |
※価格はすべて税別です
≪法人向けSurface Proの価格(LTEモデル)≫
CPU |
記憶容量 |
メモリ |
参考価格※ |
---|---|---|---|
第 7 世代 インテル®Core™ i5 |
128 GB |
4 GB |
¥129,800 |
256 GB |
8 GB |
¥149,800 |
※価格はすべて税別です
Wi-FiモデルとLTEモデルの違い
Wi-FiモデルとLTEモデルの違いは「Wi-Fiルータが無くてもデータ通信が可能か否か」です。Wi-Fiモデルはルータが無くてはデータ通信ができないため、外出先でインターネットに接続する際はフリーWi-Fiを探すか、モバイルWi-Fiルータを持ち歩くかのいずれかが必要です。
一方、LTEモデルの場合は高速データ通信規格のLTEを採用しているため、Wi-Fiルータがなくても高速でインターネットに接続できます。ビジネスに取り入れるのであれば、Wi-Fiルータを必要としないLTEモデルがおすすめです。
ちなみにLTEモデルのSurface Proは法人向けのみで、個人向けには提供されていません。
SoftbankのLTEサービス
LTEモデルのSurface Proで高速データ通信を使用するためには、プロバイダーが提供しているサービスと契約する必要があります。ここでは、Softbankが法人向けとして提供しているLTEサービスを簡単にご紹介します。
≪タブレットを1台利用の場合≫
- タブレット基本料:1,700円/月(2年契約の場合)、2年契約なし3,200円/月
- ウェブ使用料:300円/月
- データ定額サービス:2,900円/月(1GB)~
- 合計:4,900円/月(2年契約、1GB)~
≪タブレットを2台以上利用の場合≫
- タブレット基本料:1,700円/月(2年契約の場合)、2年契約なし3,200円/月
- ウェブ使用料:300円/月
- 法人データシェア専用パック:9,500円/月(10GB)~
- 合計:1万1,500円/月(2年契約、10GB)~
≪法人データシェアの詳細≫
パック名 |
データ容量 |
月額使用料 |
上限回線数 |
---|---|---|---|
New 法人データシェアギガパック(50) |
50GB |
16,000円 |
20回線 |
New 法人データシェアギガパック(100) |
100GB |
25,000円 |
30回線 |
法人データシェア専用パック(10) |
10GB |
9,500円 |
10回線 |
法人データシェア専用パック(15) |
15GB |
12,500円 |
15回線 |
法人データシェア専用パック(50) |
50GB |
37,000円 |
50回線 |
法人データシェア専用パック(70) |
70GB |
51,500円 |
70回線 |
法人データシェア専用パック(100) |
100GB |
73,000円 |
100回線 |
法人データシェア専用パック(150) |
150GB |
109,000円 |
150回線 |
法人データシェア専用パック(200) |
200GB |
145,000円 |
200回線 |
法人データシェア専用パック(250) |
250GB |
180,000円 |
250回線 |
法人データシェア専用パック(300) |
300GB |
215,000円 |
300回線 |
法人データシェア専用パック(400) |
400GB |
280,000円 |
400回線 |
法人データシェア専用パック(500) |
500GB |
345,000円 |
500回線 |
法人データシェア専用パック(700) |
700GB |
480,000円 |
700回線 |
法人データシェア専用パック(1000) |
1,000GB |
680,000円 |
1,000回線 |
法人データシェア専用パック(1500) |
1,500GB |
1,000,000円 |
1,000回線 |
法人データシェア専用パック(2000) |
2,000GB |
1,300,000円 |
1,000回線 |
法人データシェア専用パック(3000) |
3,000GB |
1,900,000円 |
1,000回線 |
Surface ProのLTEモデルは、これらLTEサービスを契約しSIMカードを挿し込むことで初めて高速データ通信が使用できます。LTEサービスは各プロバイダーが様々なサービスを提供しているので、「Surface Pro の価格とサービス」にて選び方のポイントをご参考ください。
法人向けSurface Proの利点は?
他のビジネス向けタブレットを比べた場合の、法人向けSurface Proの利点はまず「Windows 10搭載」という部分にあります。ノートパソコンから画面のみを切り離してタブレットとして使用できる2in1型のデバイスではなく、純粋なタブレットとしてWindows OSを搭載しているのはSurfaceのみです。
なぜ、Windows 10を搭載していると利点があるかというと、タブレットでもノートパソコンと同じ性能でOfficeアプリケーションなどを利用できます。通常タブレットに導入するOfficeアプリケーションはモバイルデバイス向けなので、機能が限定的です。iOSを搭載しているiPadも例外ではありません。
一方Surface ProにはWindows 10が搭載されているので、デスクトップ向けのOfficeアプリケーションを利用でき、Officeのフル機能が利用できます。専用アクセサリであるタイプカバーを接続すれば、ノートパソコンとほぼ変わらない使用感でSurface Proが使えます。ディスプレイも12.3インチと大画面なので、一般的なノートパソコンと同等のサイズです。
加えて標準搭載されているセキュリティ機能「Windows Hello」の顔認証によって、第三者による不正利用を確実に防いでくれます。
ビジネスにSurface Proを
皆さんの会社では、ビジネスにタブレットを取り入れたり、現行のタブレットから刷新したいというニーズはあるでしょうか?そうしたニーズがあれば、Surface Proは真っ先に検討すべき製品です。業界最高峰のタブレットを導入して、新しいビジネスをスタートしましょう。