セキュリティ

モバイルセキュリティ製品の比較

ビジネスにスマートフォンやタブレットを活用するのが当たり前になり、従業員の利便性は向上したものの、同時にセキュリティの低下が問題になりました。ユーザーが自由にアプリケーションをインストールしたり、Webサイトにアクセスすることでマルウェア等の感染するリスクがありますし、デバイスを紛失したり盗難されたりした場合には、そこから情報漏えいに繋がる可能性があります。

そこでご検討いただきたいのがモバイルセキュリティ製品です。本稿では、モバイルデバイスを統合的に管理するものから、端末ごとにインストールするアンチマルウェアまで様々な製品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

モバイルセキュリティ製品の比較

Microsoft Digital Trust Security ソリューション一覧

モバイルセキュリティ製品の比較

Microsoft EMS

Microsoft EMSは、企業のモバイルデバイスに管理におけるセキュリティ強化や、端末ごとの細かい管理を実現するクラウドサービスです。Microsoft EMSを導入することで、企業は次のようなメリットが得られます。

エンタープライズレベルのモバイルセキュリティ

通常と異なるユーザーの振る舞いや疑わしいアクティビティの検知、悪意ある攻撃などのセキュリティ問題を瞬時に検出します。

高い柔軟性

Active DirectoryやSystem Centerをはじめ、既存のIDおよびデバイス管理へなど既存資産との連携効果を最大限に高められることから、モバイルセキュリティ対策を強化するだけでなく、既存のオンプレミス環境を容易に拡張できるメリットもあります。

最適なOfficeの管理

代表的な生産性向上アプリであるマイクロソフトOfficeと密接に連携するクラウドサービスです。マイクロソフトOfficeによる管理されたモバイルデバイス実現するのは、同じマイクロソフトソリューションのみです。

AVGセキュアVPN

オランダ、アムステルダムに本社を置くAVGテクノロジー社が開発している、VPN接続アプリです。AVGセキュアVPNでは、スマートフォンやタブレットで「VPN(仮想プライベートネットワーク)」を構築する機能があります。

VPNに接続すると、カフェなどの無料Wi-Fiや自宅のWi-Fiでの安全性を確保し、Web閲覧やメール、支払い、銀行取引などのオンラインアクティビティのすべてを保護します。ビジネス上でモバイル端末を活用する場合は、VPN構築が必須とされているため利便性の高い機能です。

また、世界中の接続場所からサーバーを1つ選択すると、まるでそこにいるかのようにコンテンツの閲覧やストリーミングが可能です。価格は年間契約で8,280円、月額690円です。1契約で最大5台のデバイスで同時に利用できます。

ウイルスバスターモバイル

米国で創業され、日本に本社を構えるトレンドマイクロが開発しているアンチマルウェアアプリです。日本での認知度が高く、市場シェア率も高いアプリとなっています。広告ブロックやセキュリティレポートなど、豊富な機能でスマートフォンの安全な利用をサポートしています。

保護者による使用権限もあるので、子供に不適切なWebサイトをフィルタリングしたり、使わせたくないアプリの起動を制御可能です。ダウンロード1年版で3,065円、2年版で5,637円となります。

Avira Free Mobile Security

ドイツのAvira GmbHが開発するアンチマルウェアアプリです。スマートフォンやタブレットだけでなく、Windows OSやMac OSを搭載しているパソコンにもインストールでき、デバイス環境全体を保護できるアプリとなっています。

インストールは無料です。Webプロテクション機能ではAviraがWebサイトの脅威を確認し、安全なショッピングを提供します。さらに、どのアカウントが危険にされているかを通知してくれるため、電子メールが漏えいしているかどうかや、いつ漏えいが発生したかを知らせてくれます。

モバイルセキュリティ製品の選び方

数あるモバイルセキュリティ製品から自社にとって最適なものを選ぶにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、そのポイントをご紹介します。

製品導入の目的を明確にする

モバイルセキュリティ製品を導入するということは、スートフォンやタブレットのマルウェア感染を防いだり、デイバスからの個人情報漏えい等を防ぎたいという考えがあってのものかと思います。ただし、企業によって細かい目的は異なりますので、その点を明確にした上で製品導入を進めなくてはいけません。

モバイルセキュリティ製品を使ってどの端末を、どれくらいの規模で保護したいのか?特に何を警戒しているのか?など1つ1つの項目をハッキリとさせて、自社がモバイルセキュリティ製品を導入する目的を明確にしましょう。

必要な要件をまとめていく

目的が明確になったら、モバイルセキュリティ製品に求める要件をまとめていきます。どんな機能が必要で、どれくらいの軽量性を求めるのか?予算はいくらか?など要件をまとめ、それに沿った製品選定をしていくことで自社に最適な製品を導入することができます。

 トライアルを実施してみる

モバイルセキュリティ製品をいくつかピックアップしたら、トライアルを積極的に実施しましょう。実際に使ってみないことにはその効果や利便性を把握することはできないので、トライアルは必須です。その際は、すべての製品を等しく評価するための、同じ環境で同じ指標を使って製品を評価していきましょう。

既存環境を考慮する

モバイルセキュリティ製品は既存のシステム環境を大きな影響を与える製品なので、既存環境を考慮しながら導入検討を進めていきます。たとえば、社内システムにMicrosoft製品が多かったり、Office 365などのクラウドサービスを利用したりしている場合は、Microsoft EMSで製品を合わせることが大切です。

Microsoft EMSを検討しよう!

いかがでしょうか?Microsoft EMSはモバイルセキュリティに必要な環境を総合的にサポートする製品です。さらに、他ベンダーが提供しているモバイルデバイス管理ソリューションに比べて約58%安価であり、1ユーザーあたり月額7.60ドル(約815円)で利用できるメリットがあります。Microsoft EMSならテレワーク導入時や、BYOD(By Your Own Device)を導入する際のモバイルセキュリティとしても最適なので、ぜひご検討ください。

加えて、検出率の高いモバイル向けアンチマルウェア製品を導入すれば、さまざまな脅威からモバイルデバイスを保護できるでしょう。

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