快適なビジネスメール環境を提供するExchange Online。今回紹介するのはそのExchange Onlineが持つ”制限”についてです。どんなサービスでも同じですが、メールボックスやアドレス帳には制限があるので、導入検討において比較することは大切でしょう。
ちなみに比較するのは以下の11項目になります。
- アドレス帳
- メールボックス格納域
- 容量のアラート
- メールボックス フォルダー
- メッセージ
- 受信者と送信者
- 保持
- 配布グループ
- ジャーナル、トランスポートおよび受信トレイのルール
- モデレート
- Exchange ActiveSync
Exchange Onlineプラン1とプラン2、そしてOffice 365 Business Premiumを比較していくので導入検討の参考にしていただければと思います。
制限比較
1. アドレス帳
アドレス一覧とは登録できるアドレス数ではなく、最大で一覧できるアドレス数なので登録アドレスはもちろん1,000以上登録可能です。その他オンラインアドレス、アドレス帳ポリシー、グローバルアドレス一覧も登録できるアドレス数ではないので注意しましょう。
2. メールボックス格納域
アドレス帳と違いメールボックスに関しては各プランによって制限が異なるので注意しましょう。
3. 容量のアラート
もともとメールボックスの容量が大きいので、アラートが鳴ることも少ないと思います。定期的なメールボックス整理が大切ですね。
4. メールボックスフォルダー
メールボックスフォルダーではプランによっての違いは見られません。ちなみにOffice 365のEnterpriseラインナップについても同様です。
5. メッセージ
メッセージに関しても制限の違いはありませんが、Exchange Online自体の各制限を覚えておくといいかと思います。
6. 受信者と送信者
Exchange Onlineプラン1とプラン2ではそもそもメッセージレートに関してカバーしていないので制限もありません。
7. 保持
こちらもプランによる制限に違いはありませんが、どれくらいの削除済みメールや迷惑メールが保持されるか知っておくといいでしょう。
8. 配布グループ
Exchange Onlineプラン1とプラン2では、Office 365 Business Premiumと作成できるグループ最大数が大きく違うので注意しましょう。
9. ジャーナル、トランスポートおよび受信トレイのルール
各プランによる違いはないので、各ルールの制限を知っていただければと思います。
10. モデレート
こちらもプランによる違いはありません。
11. Exchange ActiveSync
こちらもプランによる違いはありませんが、ActiveSyncで同期環境を整えている企業も多いかと思いますので覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしょうか?これがExchange Onlineが持つ制限のすべてです。この制限では正直心許ないという場合は、Exchange Serverを導入すると無制限になる項目がかなり増えますので検討してみてください。