リモートワークの普及に伴い、コラボレーションツールの「Microsoft Teams」を導入する企業が増加しています。企業にとってチームコラボレーションの活性化は重要な経営課題です。そこで本記事では、チームコラボレーションの重要性やTeamsを活用するポイントについて詳しく解説します。
リモートワークで重視されるチームコラボレーション
近年、リモートワークを導入する企業が増加傾向にあります。その背景にあるのは、働き方改革の推進や新型コロナウイルスの感染拡大です。とくに新型コロナウイルスの影響は大きく、パーソル総合研究所の調査によると、2020年3月時点のリモートワーク実施率は13.2%だったのに対し、緊急事態宣言発令後の4月には27.9%と大きく上昇しています。リモートワークはオフィスコストの削減やワークライフバランスの向上、多様かつ柔軟な労働環境の構築など、多くのメリットがあるワークスタイルです。しかし、その一方でコミュニケーションの希薄化や勤怠管理の難しさ、セキュリティの脆弱性など、さまざまな課題を抱えています。とくに無視できない大きな課題がコミュニケーションの希薄化です。
企業にとってチームコラボレーションの活性化は非常に重要な経営課題です。異なる考えや技能を持った人々が共通の目的に向かって協業することで、単純に1+1=2になるのではなく、相乗効果によるプラスアルファの成果が生み出され、イノベーション創出が見込めます。したがって、企業がより高い成果を出すためには、チームコラボレーションを活性化し、組織力を強化する必要があるといえます。
偉大な哲学者・アリストテレスは「全体は部分の総和に勝る」という言葉を残しています。たとえば、時計の部品だけを集めても、適切に組み立てなければ機能しないように、全体は個を集めた総和以上のものであるとアリストテレスは説いたのです。Google社もこのアリストテレスの言葉を引用し、「プロジェクトアリストテレス」を立ち上げ、チームの重要性を説きました。リモートワークの普及によって、組織のコミュニケーションが希薄化しているからこそ、チームコラボレーションがより一層重要視されています。
チームコラボレーションを阻む課題とは!?
従来のオフィス勤務型のワークスタイルでは、チームコラボレーションの最適化は困難と言わざるを得ません。これまで企業に勤める従業員は朝になれば出社し、オフィスで定時まで働くのが常識であり、そこに疑問を抱くことはありませんでした。ところが、これまで常識とされてきたオフィス勤務型のワークスタイルには、チームコラボレーションの実現を阻む課題が3つ存在しているのです。ここからは、チームコラボレーションを阻む課題について解説していきます。
ライフスタイルにあった働き方の実現ができない
オフィス勤務型のワークスタイルの最も大きな課題として挙げられるのが、ライフスタイルにあった働き方が困難という点です。育児や介護などで個人が家庭を離れられない状況下では、仕事をすること自体がそもそも困難といえるでしょう。仮に業務に従事したとしても、スムーズなコミュニケーションにつながりにくいケースが往々にして起こります。リモートワーク環境が構築されれば、育児と仕事の両立が可能になります。企業は人材確保や採用強化につながり、従業員はライフスタイルにあった働き方が可能です。リモートワークは企業と従業員の双方にとってメリットのあるワークスタイルといえるでしょう。
移動・通勤時間に伴う非効率
オフィス勤務型のワークスタイルにおいて、とくに非生産的といわれているのが通勤です。従業員は通勤時間の確保や満員電車のストレスを抱え、企業は交通費の支給というコストが発生します。リモートワーク環境が整っていれば、場所や時間を問わず自由な働き方が可能です。従業員はストレスから解放され、企業はコスト削減につながります。自然災害や事故などによって交通機関が麻痺しても事業存続が可能です。オフィスに出社する必要がなくなれば、通勤・移動にかかっていた時間を業務に充てることができ、従業員一人あたりの労働生産性の向上に寄与します。
コミュニケーションツールの未導入
チームコラボレーションを活発化するためには、チャットツールやコラボレーションツールといったソリューションが不可欠です。とくにチャットやグループ機能、Web会議機能を有している製品は、リモートワーク環境化において欠かせないソリューションといえます。近年ではリモートワークの普及に伴い、Microsoft社のTeamsのようなコラボレーションツールを導入する企業も増加しています。チームコラボレーションの最適化や自由な働き方を実現するためにも、コミュニケーションインフラの構築は必須といえるでしょう。
JBCCのワークショップでTeams定着化をサポート
近年、チームの連携性強化や情報共有の円滑化を目的として、Microsoft社のコラボレーションツール、Teamsを導入する企業が増加傾向にあります。コミュニケーションツールの主流がメールからチャットへと移行しつつあるのも、普及が進んでいる理由のひとつです。Teamsの導入は、リモートワークの大きな課題であるコミュニケーションの希薄化の解消と、チームコラボレーションの活発化につながります。
そこでおすすめしたいのが、JBCC社が提供する「Microsoft Teams ワークショップ」です。JBCC社は総合ITサービス企業として、様々なソリューションの導入支援やシステムの設計・構築などを行っています。Microsoft Teams ワークショップとは、JBCC社がこれまで培ってきた深い知見をもとに、各社のシステム環境に合わせたTeamsの導入や運用を包括的に支援するサービスです。
効率的なテレワークを実現したい企業や、社内コミュニケーションを活性化したい企業、これからTeamsの導入を考えている企業はもちろん、すでに「Office365」を導入しているものの、成果に結びついていない企業にもおすすめです。
まとめ
チームコラボレーションの活性化は、相乗効果によるプラスアルファの成果を生み出します。アリストテレスが言ったように、最適化された全体は個の算術的総和以上の付加価値につながります。チームコラボレーションを活性化し、新たな市場価値を創出するためにもTeamsの導入を検討してみてはいかがでしょうか。