Office 365で法人向けに提供されているプランは全部で7つあり、それぞれを組み合わせることで組織内の異なるニーズを満たすことができます。
プランが豊富に用意されているということはメリットが多い反面混乱してしまうこともしばしばありますね。
特に、既存プランから別のプランへと変更する際は意外と複雑だったりします。
そこで今回は導入前も導入後も必ず知っておきたいOffice 365のプラン変更について解説いていきます。
Office 365のプラン変更について
「プラン変更」とは簡単に言っても、実はOffice 365で変更できるプランは限られているのです。さらに詳しく言うと既存プランごとに変更できるプランが決まっています。
つまり「今すぐあのプランに切り替えたいな~」と思っても、既存プランが対応していないと切り替えができません。
それでは、どのプランからどのプランへの変更が可能なのでしょうか?
Office 365プラン変更早見表
こちらの早見表を見る限り、基本的に下位プランへは変更できないようです。
しかし上位プランを使用していて下位プランへと変更したいというユーザーも当然いらっしゃると思います。ご安心ください、上記の早見表はあくまで“プランの切り替えウィザードを使用した場合”です。
つまり、切り替えウィザードではなく“手動で切り替えを行えば”下位プランにも問題なく変更することができます。
プランの切り替えウィザードと手動で切り替え
プランの切り替えウィザードとは全ての一般法人向けOffice 365の管理センターに組み込まれている、手間無くプラン変更を行うための機能です。ウィザードに従って変更したいプランを選択し、ユーザーライセンスを再割り当て、そして以前のプランをキャンセルすれば変更完了となります。
しかし、前述したように上記早見表通りでしかプラン変更が行えません。
そこで下位プランへと変更したいユーザーは手動での切り替えを行います。いわゆる切り替えウィザードを使用しない方法であり、まずは変更したいプランのライセンスを購入します。
次に新たなプランにユーザーを切り替える準備ができていることを確認したら、ユーザーライセンスを再割り当てし以前のプランのライセンスを削除します。そして最後に以前のプランをキャンセルして変更完了です。
切り替えウィザードを使用するより多少手間はかかりますが、問題なく下位プランへの変更可能です。ただし、下位プランへの変更は使用できなくなる機能がありますので、どの機能が使えなくなるのかをきちんと事前確認してください。
その他のプランからのプラン変更は?
古いプランを利用している場合
Office 365ユーザーの中には、プラン改訂がされる以前のプランを現在も使用している場合があります。この場合、切り替えウィザードを使用して変更できるプランは以下の通りです。
これらの既存プランを利用しているユーザーは契約完了時点で改訂後のプランへの変更する必要があるので、予めどのプランへ変更するか検討しておきましょう。
その他のプランについて
ここまで紹介した以外のプランについてもプラン変更早見表をまとめておきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Office 365のプラン変更は、初めてのユーザーですと混乱してしまうことが多くそれなりの手間と時間がかかってしまうことがます。
また、手動での切り替えを知らないままに「下位プランへは変更できない」と誤解しているユーザーも多く、泣く泣く諦めてしまうことも多いようです。
これからOffice 365を導入する企業に関しては、予めプラン変更について知っておくと変更時にスムーズに移行することができますね。
プラン変更時は本稿を是非参考にしていただければと思います。