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サービスロボットのプラットフォームを利用してDXを実現!

サービスロボットのプラットフォームを利用してDXを実現!

昨今、サービスロボットを活用したビジネスはさまざまな業界から注目を集めています。この記事では、サービスロボットの概要から、導入メリットなどの詳細を解説します。また、TIS社が展開するマルチロボットプラットフォーム「RoboticBase®」の事例や、DX化に向けた取り組みについても紹介します。

サービスロボットとは

デジタルテクノロジーの発展によって、工場などでは人間と隔離された環境で動作する「産業用ロボット」を活用し、作業を自動化させる取り組みが浸透してきました。その一方で、産業用ロボットとは異なり、主にサービス業で使われるロボットを指し、公共空間や家庭で働き、人間と動作空間を共有するロボットのことを「サービスロボット」と呼びます。
サービスロボットの活躍する範囲は広く、大きく屋内用ロボットと屋外用ロボットに分類されます。屋内用ロボットでは、例えば、オフィスビルにおける受付案内ロボット、商業施設における施設内の飲食店や売店から商品を運ぶデリバリーロボット、医療現場で支援する医療用ロボット、人が生活している空間でコミュニケーションを図りサポートするコミュニケーションロボット等が該当します。屋外用ロボットは例えば、災害時の人命救助作業をサポートするロボットや農作業用ロボットが該当します。

サービスロボットが普及する背景

ロボット自体は、人の作業を助けるツールとして以前から存在していました。ただ、昨今注目を浴びているのには、社会的な背景があります。

現在、日本では少子高齢化が進んだ結果として、人手不足が慢性化しており、深刻な社会問題となっています。
厚生労働省の「令和4年版 労働経済の分析」では、生産活動の中核となっている15歳以上65歳未満の、いわゆる「生産年齢人口」は、今後も当面減少していくと推測されていることからも、そのリスクは明白です。
労働力不足による、労働者の人件費の高騰や、新型コロナウイルス感染症の流行で、人との接触機会が制限されたことも一因となり、サービスロボットの活用は拡大し続けていると考えられます。

サービスロボット導入のメリット

サービスロボットを導入すると、人間にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
人は24時間365日働き続けられませんが、ロボットなら休みなく稼働させられるため、労働力不足、人手不足を解消することができ、人材募集の手間やコスト、残業代などの人件費も削減することができます。人件費を削減できれば、ほかの事業に資金を運用できるなど、経営面での利点もあります。それでいて、常に安定した高品質のサービスを提供できるため、生産性向上、顧客満足度向上にもつながっていきます。

サービスロボットの導入にはプラットフォームの利用が必要不可欠

多種多様なロボットを導入することで、より複雑な人の業務を代替することが可能となります。そのためには、ロボットを統合的に管理するための「プラットフォーム」が必要になります。
プラットフォームで、複数台のサービスロボットの稼働をまとめて一元管理することにより、ロボット同士の情報を相互に連携することが可能です。人がサービスロボットと協力しそれぞれの役割を果たすことで、新しいサービスや社会を創造していくことが可能となるでしょう。
こうしたマルチロボットプラットフォームが目指す姿や目標は、以下のようなものです。

人とロボットとの協働・共生

前述したように、マルチロボットプラットフォームでは、人がロボットと共に協働・共生できることを目的としています。
しかし、現状活用されているロボット機能の多くは、特定のタスクや作業のみに限られています。一方、人間はマルチに作業をこなせるため、作業レベルに差が生じます。人とロボットが協力して業務を推進するためには

  • 異なる機能を持ったロボットや、建物設備や、外部システムと組み合わせる
  • 業務間を連携させる
  • 人とロボットの役割を分担する

といったような対策が不可欠となります。

複数ロボットの同時運用の課題

ある特定の場所で複数台のサービスロボットが動いているときに問題になるのが、意図せず起きる「衝突」です。産業用ロボットとは異なり、サービスロボットは人と近い距離で働きます。そのため、ロボット同士の動線が干渉してしまい、衝突や行き詰まり(デッドロック)を起こすといった問題が懸念されます。
この問題の解決には、複数台のロボットが同じ施設内を共有しても安全性や効率性を確保できるように、綿密な動線計画を立てることです。各ロボットを排他的に制御できるように、リスク管理を徹底させることも効果があります。

TISのマルチロボットインテグレーション

サービスロボットの導入の場面では、産業用ロボットの倍以上となるステークホルダーが存在します。また、ユーザーが多岐にわたるのも特徴です。そのため、スムーズな導入や運用には、プロジェクト管理能力や要件定義力は必須といっても過言ではありません。 その点、3,000社以上にもわたる、さまざまな業種の企業へ最適なITソリューションを提供してきたTIS社は、複数のサービスロボットを統合的に管理するプラットフォーム(RoboticBase®)をベースに、人とロボットが共生できる社会を実現すべく、マルチロボットインテグレーションを提供しています。くわしい内容は、以下の資料もご覧ください。

参考:マルチロボットインテグレーション

TISのマルチロボットコンサルティング

TIS社では、ニーズに沿ったサービスロボットとIoTやAI技術をみ合わせ、サービスロボットが人の業務を代行・分担する環境・仕組みを構築するための企画・検証から導入・運用までをTISがワンストップで支援するコンサルティングを実施しています。顧客の多種多様な課題解決を図るために、特定ベンダーの製品やソリューションに依存をしない中立的なシステムインテグレータとしての実績・ノウハウや、これまでのロボットシステム開発の知見を融合し、サービスロボットによる価値創出・業務改革・ビジネス創出・新規市場開拓の実現を導きます。

参考:マルチロボットコンサルティング

導入事例

ここでは、実際にTIS社が手がけている2つの事例について紹介します。

TIS豊洲オフィス

豊洲にあるオフィスをロボットビルディングの起点とし、社会実装試行に取り組んでいます。たとえば受付案内業務では、受付から案内、ドリンクの配膳や下膳まで異なる機種のロボットを連携させることで、人の業務を代替しています。
特に清掃や案内、運搬、警備といった深刻な人手不足に悩む業界には、こうしたWithロボットによる新しい働き方を実現できることが、大きなメリットとなります。近い将来、ロボットプラットフォームが浸透し、異機種・複数台のロボットと共生したスマートオフィスが当たり前になるかも知れません。

東京ミッドタウン八重洲

TIS社は、大型複合ビル「東京ミッドタウン八重洲」において複数のサービスロボットが導入され、その運用プラットフォームとして「 RoboticBase®」が採用されています。また、TIS はサービスロボットインテグレーターとして「 DX on RoboticBase®」で導入運用を支援しています。

参考:「東京ミッドタウン八重洲」にデリバリーサービスなど複数サービスロボットの運用を可能にするRoboticBase®の導入が決定

DX on RoboticBase®

TIS社の「DX on RoboticBase®」は、サービスロボットを必要とするさまざまな企業を支援し、DX化を進めるための包括的サービスです。 RoboticBase®(マルチロボット統合管理プラットフォーム)のほか、マルチロボットインテグレーション、マルチロボットコンサルティング、ロボット受付案内業務テンプレートの四つが含まれています。
RoboticBase®を軸としてサービスロボットと協働、共生できれば、人の生活は大きく変化します。新しい働き方が浸透し、人は人にしかできない業務に専念できることで、さらなる生産性向上にもつながっていくでしょう。

まとめ

マルチロボットプラットフォーム「RoboticBase®」を軸に人がロボットと共生できれば、生活そのものに変革をもたらすDX化が実現するでしょう。サービスロボットの導入をお考えなら、ぜひ下記サイトも参照いただき、ご検討ください。

参考:DX on RoboticBase®

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