Notesは、2024年内に保守サポート終了が決定しているため、多くの企業が他システムへの移行を検討しています。そこで本記事では、日立ソリューションズが提供する、Microsoft Power Platformへの移行支援サービスの特長・利点について解説します。
Notesの利用でこんな悩みを抱えていませんか?
「Notes」は、数多くのビジネスの場で業務・コミュニケーションの円滑化もたらしたグループウェアです。しかし近年は、2024年に保守が停止することが決まっていることもあり、さまざまな理由で利用に課題を抱える企業が増えています。近年増大している「Notesの業務アプリケーションの移行が進まない」という悩みに加え、例えば「Notesに対応可能な技術者が不足している」「Notesの運用・保守において負担が大きい」といった課題も発生しています。
Notesは拡張性に優れていることから、簡単にさまざまな業務アプリケーションを作成できました。この利点を活かし、各企業は独自のカスタマイズを施し、各都合にあわせて活用してきました。しかし独自な環境を構築していた分だけ、他システムへの移行作業が困難になりやすいという実情があります。
またNotes単体では、近年のIT化推進やビジネススタイルの変化に対応しづらいという課題もあります。Notes特有の言語や環境で開発を行うには、専用の知識やスキルが必要です。そのため技術者が不足しやすく、例えば現担当者が退職する際、適切な後任がすぐには見つからないというケースも発生しやすくなります。そうなれば、メンテナンスを含め、その後の運用・管理に支障を来す結果にもつながるでしょう。
加えて、Notes側のバージョンアップにより、自社で開発したアプリケーションが動作不良に陥る恐れもあります。これを避けるために、旧バージョンを使い続けている企業もあります。しかし当然、保守・サポートが切れているバージョンでは、セキュリティリスクの増大は避けられません。
Notesから移行するなら今!
2022年12月1日にHCL Notes/Domino 9.0.x ならびに10.0.x の営業が終了しました。加えて、2024年6月1日には、保守サポートも終了すると発表されています。それ以降も利用したい場合は、V12へのバージョンアップが必要となりますが、自社開発のアプリケーションの動作は保証されていません。
これらの理由から、Notesから他ツールへの移行を積極的に検討したり実行したりしている企業が増えています。Notesの利用に悩みを抱えている場合、この機会に移行を検討してみましょう。
Notes業務アプリからMicrosoft Power Platformへの移行を円滑サポート
Notesからの移行先として有力な選択肢が、ローコード・アプリケーション開発プラットフォーム「Microsoft Power Platform」です。Power Platformなら変化の激しいビジネス環境に後れを取りません。
NotesからPower Platformへの移行に際しては、日立ソリューションズの「Notes移行ソリューション」がおすすめです。Notes環境における詳細なDB調査や移行プラン選定、環境構築、移行業務までトータルにサポートします。
Power Platformへの移行を最適に行えば、Notes利用時のネックであった技術者不足や運用・保守に関わる負担などの課題を解決可能です。こうした移行を着実に遂行し、業務プロセスやデータ管理を最適化したい企業にとって、当ソリューションはとくに有用です。
【日立ソリューションズ】Notes移行ソリューションの特長
日立ソリューションズは数多くの高品質なアプリケーションやシステムを提供し続けており、高レベルなシステム構築経験を蓄積しています。こうした経験・実績を活かし、「Notes移行ソリューション」も提供されます。その特徴は、以下です。
特長1. Notesの豊富な知識・知見
日立ソリューションズは、1993年のLotus Notes日本リリースの直後から計130万ライセンスを提供してきており、豊富な知識や確かなノウハウを培っています。これを活かすことで、現在使用しているNotes DBの分析を踏まえた高精度なPower Platformへの移行をサポート可能です。
特長2. 難易度の高いシステムも移行可能
他システムと連携している業務アプリケーションについては、移行の難易度も高くなります。多種多様なシステム構築に携わってきている日立ソリューションズなら、そのような難易度の高いシステムでも円滑に移行できるよう、的確にサポートします。
特長3. 業種を問わない導入実績
業種を問わない導入実績も大きな特長です。これまで、広告業界から金融、保険、電力、医薬品製造など、幅広い業種のシステム移行プロジェクトを支援しています。
また各分野で、短期間での移行実績も持っています。例えばPower Platformでの複雑な承認ルートおよび権限移譲を約3.5か月で実現したり、業務部門向けのデータ一括登録および出力機能の構築を3か月で実現したりするなど、日々ノウハウの蓄積と活用を続けています。したがってさまざまな業種での移行作業に対応可能です。
Notes移行はたったの3ステップ
日立ソリューションズは移行プロセスを3ステップに区切っており、簡単にまとめると以下のようになります。
Step1. 調査(分類・分析)
まずはNotes DBを調査し、機能の見直しや別システムへの移管などを見据えて、各分類・分析を実行します。
Step2. 計画
調査で分類されたDBからサンプリングし、環境を作成します。加えて機能要件なども整理します。これら「調査・計画」ステップにおいて、共通化および具体的な実装方針を整理しておくことで、高精度な移行プランを立てていきます。
Step3. 移行
調査および計画において整理された要件をベースとして、移行を実施します。
NotesからMicrosoft Cloudを活用した移行イメージ
Microsoft CloudではPower Platform のほかにも、AzureやSharePointなど、他システムも提供されています。まずNotes内で管理している稟議書や手当申請、品質管理などの複雑な業務アプリケーションを、Power Platformへ移行します。
さらに日立ソリューションズの「Microsoft365導入ソリューション」の併用によって、Notes内のDomino DirectoryはAzure Active Directoryへ、メールやアドレス帳・会議予約・機材予約はExchange Onlineへ、掲示板やポータル、文書管理などはSharePoint Onlineへ、的確に移行されます。
業務アプリケーションの移行イメージ
最初に、現Notes環境でDB調査および移行対象の分析を遂行し、最適な移行プランを立てます。それに基づき、業務テンプレート・アプリケーション、個別開発などをPower Platformへ移行します。同時に、掲示板・ポータルなどはSharePointへ移行したり、移行不用な要素はNotesでの見た目に近い形のデータとして保存したりすることで、補完します。
まとめ
NotesからMicrosoft Power Platformへの移行には、日立ソリューションズの移行ソリューションがおすすめです。幅広い業種でのシステム構築ノウハウを持ち、Notesを熟知している日立がサポートします。現状のDB精査から、新環境での運用支援により、移行を最適化します。