営業活動において、顧客の元に持っていく資料は重要な存在であるものの、それにまつわる課題も多く見られます。この記事では、現場のペーパレス化を進められる「do!book」について、ソリューションや機能、製品ラインナップなどを解説します。導入事例も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
営業活動でありがちな課題とdo!bookのソリューション
企業の営業活動は時代の流れとともに変化し、さまざまな課題に対応しなければならなくなっています。たとえば、膨大な営業資料を個人では管理しきれなくなったり、動画なども盛り込んだプレゼン資料を作らなければならなくなったりなどが挙げられるでしょう。ここでは、営業活動でありがちな課題についてくわしく解説するとともに、その課題に対して適切にアプローチできる「do!book」の機能についても、併せて紹介します。
営業資料の管理
営業活動では、多種多様な資料や提案書などを作成し、管理する必要があります。しかし、時間が経つと資料中のコンテンツは古い情報も含まれるようになり、更新作業が求められます。最新の情報に修正したとしても、そのたびに営業担当者へ提供するのは非常に手間です。
また、各資料は従業員の個人管理になりがちで、ほかの営業担当者と共有や管理がしにくくなっているのもよく見られる課題です。
ファイルサーバに保存するだけで最新版の資料を自動配信
do!bookは、ペーパレス化を実現することで営業活動をサポートしてくれるソリューションです。マニュアルやアンケートの作成スタッフは、すでに印刷済みの紙資料などをサーバーに保存しておきます。そして必要なときにファイル名で並び順を整えておけば、自動で同期・配信が可能です。こうすることにより、マニュアルをわざわざ作り直す手間が省けるでしょう。
最適なプレゼン資料を営業スタッフに提供
ファイルは、ファイル名順に並んで管理・配信されます。フォルダでスライドビュー設定を行うことで、異なる拡張子ファイルもページをめくるように閲覧可能です。営業スタッフは、おすすめのプレゼン資料として提案されたファイルを選択すれば、画像や動画付きのリッチなプレゼン資料を簡単に利用できます。
営業のプレゼンに必要な媒体が多種多様に
従来、営業活動のプレゼン資料はテキストベースが主流でした。その後、デジタルコンテンツが普及し、資料へ画像や映像を盛り込むことで、相手により印象深い提案を行えるようになりました。
ただ、そうしたリッチな資料を作成するには、一定のスキルが必要になります。そのため、従業員へどのように習得させればよいのか、問題になることも見受けられます。
Excelに完全対応
do!bookは、多くの人になじみ深い、Excelにも完全対応している点が強みです。たとえば、一般的なレポート作成ツールでは、すでに印刷して運用しているアンケートのひな型原稿を電子化するのに、あらためて作成ツールへ入力することが必要です。これでは余計な手作業が増え、二度手間になってしまうでしょう。
一方、do!bookは少しの修正を加えるだけで、マクロなど難しい操作やシステムへの入力作業なしで、アンケートのひな型を作成できます。また、Excelで投入したレポートは、おなじみの計算式や関数などすべての機能にも対応しており、多種多様な活用をサポートしてくれます。このように、do!bookは完全電子化を急ぎたい場合に、非常に効率的なシステムです。
スマホでQRスキャン・リンククリックで必要なページを呼び出し
魅力あるプレゼン資料を作成したいのに、担当者のITスキル不足がハードルになっているといった場合でも、do!bookであれば心配は不要です。スマートフォンのカメラ機能でQRコードをスキャンしたり、メールなどで共有したURLをクリックしたりするだけで、製品カタログや動画、アンケートなどがまとまった、ハイブリッドBOOKを迅速に表示できます。難しい操作を一切せずに、誰でも簡単に必要な情報をスピーディに呼び出せるため、営業活動の効率化に有効です。
製品ラインナップ
do!bookを導入する際には、「パッケージの買い取り」もしくは、最低3年間以上の契約を前提とした「サブスクリプション契約」のいずれかを選べるようになっています。どちらがよいのか迷う場合は、初期設定費や利用料金が0円の無料版も用意されているため、いったん試してから判断するのもよいでしょう。
さらに、do!bookソフトウェアのラインナップには、目的にあわせて「ライト版」と「プロ版」の2種類が用意されています。それぞれの特徴を比較しながら、自社に合っているバージョンを検討するとよいでしょう。
ライト版
ライト版は、ご利用中のクラウド(Microsoft Azure・AWS)やオンプレミスのイントラサーバへ簡単に組み込み、現場のペーパレス化を実現したい場合におすすめです。Microsoft Azureであれば、BLOBに組み込まれ、AWSやオンプレミス環境なら、仮想サーバへ取り込まれます。
コストは、マニュアルの電子化といったスタンダードな目的であれば、サブスクリプション契約で月々5万円から、買い取りの場合は120万円からとなっています。もしレポートの電子化までしっかり行いたい場合は、サブスクリプション契約で月々9万円、買い取りの場合は200万円が目安です。
プロ版
do!bookのプロ版は、データベースも実装されているのが特徴です。アプリケーションサーバ・データベースにより構成される、本格的なデータベースソリューションになっているため、ビジネスにおいてさまざまな活用シーンが考えられます。
セキュリティは担保しながら、高度な検索機能を持ち合わせ、膨大なデータ処理にも対応しています。ハンコが電子化され、レポート機能が強化されているのも魅力的です。メンバーとのスムーズなコミュニケーションを活発化させられる機能や、既存システムとのリアルタイムな連携機能なども含まれ、現場のDXを実現するのに心強いサポートが得られるでしょう。
料金は、サブスクリプション契約で月々18万円から、買い取りの場合は400万円からとなっています。
do!bookご導入企業様の事例
do!bookはさまざまな企業に導入され、現場のDX化に貢献しています。導入した企業の事例を知ることで、具体的にどういったことが可能なのかイメージしやすいでしょう。
トヨタ自動車様|自動車販売店でのセールスツールとして活用
同社が営業ツールを紙で運用していた頃は、多種多様な販促物の管理が行き届かず、古い情報が載っていても、周知が徹底されていないなどの課題がありました。そこで、常に最新の情報をお客様に届けるとともに、動画なども交えてわかりやすい提案資料を作れないかとの思いから、do!bookが導入されました。
その結果、煩雑な事務作業の負担が大幅に減った一方で、ノウハウが容易に共有されたことでスタッフのスキルは向上しています。また、さまざまな媒体を取り入れることで、より効果的な営業活動や接客を行えるようになっています。
大塚製薬工場様|最新の製品情報でセキュアに営業支援
同社では、病院へ営業活動を行うMR(営業担当者)が、最新の情報をもてるような施策が検討されてきました。ただ、さまざまな障害のために課題が克服されず、担当者個人のスキルによって提案の内容が異なり、厳格な管理が困難でした。
そこでdo!bookを導入した結果、営業担当の提案スキルを向上する仕組みが確立し、常に最新情報を交えた魅力的なプレゼンを標準化できるようになったり、公開期限の設定によって不要になった資料を自動廃棄できたりするようになりました。多重セキュリティで大切な情報を保護できるのも、大きなメリットとなっています。インターフェイスもわかりやすいため、営業事務の効率化にも貢献しています。
まとめ
昨今、営業ツールは個人管理になりがちな一方で、画像や動画なども交えたリッチな提案資料を作成することが求められています。do!bookは、資料をサーバに上げておくと自動的に配信も可能で、常に最新の資料を提供できるのが魅力です。まずは無料版から使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。