帳票ソフトウェアとは、帳票の作成を効率良く行うために、データベースに接続して予め用意されたデータセットに従って必要なデータを収集し、設定したレイアウトに沿って帳票を作成するための製品です。経理や営業では日々帳票作成に追われてしまうケースがよくあります。しかし、帳票作成は間接業務なのでビジネス上の価値を生み出すコトは少なく、できるならば効率化したいところです。
そこで帳票ソフトウェアの登場というわけですが、如何せん種類が多いため一体どの製品が自社にとって最適なのか?は分かりません。そこで本記事では、帳票ソフトウェアを15選比較していきます。導入検討時はぜひ参考にしてみてください。
帳票ソフトウェア15選
1. CoReports
帳票レイアウトを設計するフォームエディタと、VB.NET、C#、Javaなどのプログラミング言語から利用する、「描画コントロール」「描画ライブラリ」および独自形式の帳票ファイルをプレビュー・印刷するための「ビュアー」「ビューコントロール」で構成されるプログラム制御型の帳票ツールです。
2. Contents EXpert/Digital Form
ホストコンピューターや業務サーバーなどで生成される、多種多様な帳票データをWindows OSに表示可能なフォーマットへとデータを変換してくれます。グループウェア上にオブジェクトとして埋め込み可能で、データスクランブルにより第三者データ改ざんを防止できます。
3. Create!Form
業務要件に合わせてPDFやExcelへ出力、HTMLの生成、プリンター印刷など多彩なフォーマットに対応しています。帳票への入力データとしてはテキストファイル、CSVファイル、XMLファイル、データベースが利用可能となっています。直感的な操作で帳票を作成できるのがメリットです。
4. Docurain
Excelとjsonだけで帳票開発ができる製品です。プログラミング不要なので、IT技術を持たない人材でもExcelを使って簡単に帳票を作成できます。クラウド型なので初期費用がかかりませんし、5円/1帳票(基本料金)で利用できるため低コスト化も可能です。
5. EdiGate/POST
社内システムと連携し、帳票データをデジタル化して取引先へ自動送信するEDI機能を核とした製品です。取引先ごとのPDF・データ・印刷・FAXと配布方法が選べます。また、SSL暗号化通信、IDおよびパスワード、ウイルスチェックなどセキュリティ対策も充実しています。
6. FILIST SYSTEM
PDFで出力した帳票・文書の仕分けおよび配布を一元管理するための製品です。利便性の高い検索機能、ユーザー管理、ステータス管理など細かい管理が可能であり。帳票の閲覧・詳細な検索・付箋・コメント・スタンプをWebで実現します。
7. FiBridgeII
帳票ごとにアクセス権などの権限設定によりセキュリティ対策を強化できます。アクセスイベントログによる履歴管理機能もあり、内部統制にも効果的な製品となります。必要なデータのみをCSV形式で抽出するなど、多彩なオプションも展開しています。
8. LinkPrint CLOUD
見積書、請求書など設計済みテンプレートフォームが100種類以上収録されているので、場合によっては帳票開発も不要です。もちろん、自社即時のテンプレートフォームを作成することも可能です。
9. OCRデザイナー
紙媒体の帳票をスキャンすることで、編集可能なテキストデータ(CSV)に変換できます。複数のファイルを取り込んだ場合も、独自に設定した条件で検索表示・閲覧可能なため、取り込んだファイルを手作業でフォルダに仕分ける必要がありません。
10. OPROARTS
Salesforceやkintoneから連携データを抽出し、帳票を作成できる製品です。項目数の多い帳票や条件に応じて表示が変化する帳票などの作成を専門スタッフに注文できるオプションもあります。
11. OZ Report
組織向けのレポートデザインから配布・運用・管理まですべての作業をサポートしてくれます。2Dバーコード(QR DataMatrix、PDF417)にも対応しており、ExcelやWordのファイルのコピー&ペースト、レポート内に外部のPDFページを挿入できるなど、シンプルな開発からデータ連携まで対応しています。
12. Pandora-AX
帳票ごとにアクセス権限を設定し、すべての操作ログを記録できる製品です。印刷権限の設定や時間帯でのアクセス制限、パスワードの夕刻期限設定や再利用禁止など、セキュリティ面、内部統制面でも多数の機能を備えています。
13. Paples
帳票作成機能を有した製品です。帳票上のコード(部門・得意先など)をPaplesサーバーが自動判別し、帳票フォルダへの仕分け、データ抽出、削除、印刷、捺印など詳細なアクセスログを記録できます。
14. SVFシリーズ
18,000社以上の導入実績がある製品です。複雑なレイアウトの作成にも対応しており、バーコードやQRコード、読み取ったデータからグラフを作成するなども可能になります。
15. e-COOD
確認印、承認印などの押印が必要な書類でも、検印承認ワークフローによってシステム内で完結できるのが特徴です。閲覧していない人への督促機能などもあり、帳票の電子化によるトラブル防止が実現できます。
適切な帳票ソフトウェアを選ぼう!
いかがでしょうか?一口に帳票ソフトウェアといってもさまざまな種類がありますので、自社にとって適切な帳票ソフトウェアが選べるよう心がけましょう。