自社内でもっと重要な情報等を扱う時に、セキュリティ体制を強化しておきたいと考えたことはありませんか?そんな時におすすめなのが、マネージド仮想デスクトップサービスを導入することです。
端末を仮想デスクトップにすることによって、セキュリティ体制を大きく強化できるのがポイントです。その他にも様々なメリットがあるので、導入する価値は十分にあります。
それでは、マネージド仮想デスクトップサービスの概要やメリットについてご説明しましょう。
マネージド仮想デスクトップとは?
マネージド仮想デスクトップとは、デスクトップを仮想化することによって高いセキュリティ体制と利便性を両立させるサービスです。
デスクトップを仮想化させることによって運用の負担を軽減したり、初期費用を安く抑えたり、利便性と拡張性も兼ね備えていたりと様々な特徴があります。仮想デスクトップにするだけで様々なメリットがあるので、多くの企業で導入を検討する価値があるでしょう。
デスクトップを仮想化するメリット
仮想デスクトップにすると様々なメリットがあるとはいえ、仮想化するだけで本当にそんなにメリットがあるのかと疑問に思う企業もあるのではないでしょうか。しかし、セキュリティ面で脆弱性などを心配しているのであれば、導入を検討するのがおすすめです。
それでは、デスクトップを仮想化するメリットについてご説明しましょう。
運用管理のコスト削減
デスクトップを仮想化することにより、自社内でサーバーを別々に用意する必要性がなくなり、運用管理のコストが削減します。サーバーの導入費用は基本的に高額なので、ユーザー数が多いほど合計の導入費用は高まります。
しかし、デスクトップを仮想化すればサーバーを導入する必要性がないため、初期費用をかなり抑えられるのが大きなポイントです。しかも月額固定料金で利用できるので、ユーザー数が多くなっても安心して導入できます。
セキュリティの強化
デスクトップを仮想化することによって、セキュリティが強化されるメリットがあります。
本来、業務をする時はユーザーの端末でデータやアプリケーションなどの情報を保存して行います。端末で業務をすること自体は何も問題はありませんが、万が一不正アクセスされると、様々なデータを抜き取られて悪用されるといったセキュリティ面での懸念があります。
しかし、デスクトップが仮想化されることによって、自社内のサーバーでデータやアプリケーションを保存・管理し、実行する仕組みになっています。端末からキーボードやマウスの入力情報が自社内のサーバーに転送されて保存されるので、端末に不正アクセスされてもデータが流出することはありません。
サーバーに転送されたデータは、サーバーを通して画面情報を受信して端末に表示されます。
つまり、ユーザーが使用する端末は画面表示のみで、データやアプリケーションなどの情報は暗号化されてサーバーに転送され、サーバー側で実行されるのが大きなポイントです。
生産性向上とテレワークへの対応
仮想デスクトップは生産性の向上とテレワークを推進させるというメリットがあります。低帯域と低遅延による操作ができるので、画面転送がスムーズです。画面に転送される速度が非常に早く、基本的に遅延が発生することがないのでユーザーの業務に対するパフォーマンスが上がります。ストレスを感じることなく業務ができるので、生産性の向上につながるでしょう。また、ユーザーの端末にデータが残らず、機密情報が漏洩されないのでテレワークの推進が可能です。
万が一パソコンが故障したとしてもデータが損失するのを回避することもできます。さらに、データがサーバーで保存されていることから、自社内を含め自宅のパソコンからでも強固なセキュリティを保ったままの業務が可能です。さらに、仮想デスクトップからユーザーの業務形態が把握できるので、自宅などの社外で仕事をしていても労務管理がスムーズにできます。
マネージド仮想デスクトップにおける2つの方式
マネージド仮想デスクトップには、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)方式とSBC(Server Based Computing)方式の2つの方式があります。それぞれの方式には様々な特徴があるので、それぞれの特徴をチェックした上でどちらが良いのか検討することが大切です。
それでは、マネージド仮想デスクトップの2つの方式についてご説明しましょう。
VDI(Virtual Desktop Infrastructure)方式
VDI方式とはサーバーとユーザーの1対1で構成される方式で、ユーザーごとに独立したOS環境が提供されるのでアプリケーションとの互換性が高いというメリットがあります。SBC方式に比べてコストが高くなりますが、ユーザーごとに使用しているソフトウェアが違う場合でも導入できるのが特徴です。
1対1ならではの自由度の高い環境が必要になった時でも対応できる仕組みになっているため、コストが高くても導入するメリットは多くあるでしょう。
SBC(Server Based Computing)方式
SBC方式とはサーバーとユーザーの1対多で構成される方式で、複数のユーザーをまとめて管理できます。そのためコストが抑えられ、コスト管理がしやすくなるというメリットがあります。効率良く管理できますが、導入するアプリケーションがマルチユーザーやサーバーOSに対応していなければなりません。
特定のアプリケーションや各ユーザーが共通した環境を利用する時に選ばれる仕組みになっており、コストを重要視する際に導入するのがおすすめです。
マネージド仮想デスクトップサービス『楽DaaS』がおすすめの理由
マネージド仮想デスクトップの導入を検討しているのであれば、マネージド仮想デスクトップサービスの『楽DaaS』がおすすめです。
楽DaaSは自社内でマネージド仮想デスクトップを導入するのではなく、自社の代わりに運用管理を任せることによって運用担当者の負担を軽減するサービスで、以下の特徴があります。
- 初期費用の軽減
- 柔軟性が高い
- 運用サービス
- アセスメント
- 選べるソリューション
楽DaaSを導入することによって、管理系のサーバーをAzureVirtualDesktopかCitrixCloudから選べるようになります。楽DaaSに任せれば環境構築が効率化されるのでサービスが利用できるまでの期間も短縮されます。
Windows10のマルチセッションが利用できるため、必要な仮想マシンが減らせることでコストも軽減できます。さらに専門技術者によるアセスメントによって自社に最適なソリューションを提案してくれますし、システム監視やバックアップ、仮想デスクトップの増減やマスターVMの展開など、多方面でサポートしてくれるメリットがあります。
まとめ
マネージド仮想デスクトップは端末で業務をするよりもセキュリティが強固で、低遅延なので業務スピードも速いなど様々なメリットがあります。運用管理のコストも軽減できますし、生産性も向上する上にテレワークにも対応できるので、コロナ禍の状況下では是非とも導入しておきたいサービスだと言えるでしょう。
もしもマネージド仮想デスクトップを導入したいなら、Azureのクラウド基盤上に構築された楽DaaSのサービスを導入するのがおすすめです。