Windows 10から搭載された便利な仮想デスクトップですが、別ソフトを利用しない本領発揮しない機能もあります。そこでここでは、便利な仮想デスクトップをさらに使いやすくする、さまざまなソフトを紹介します。
仮想デスクトップの機能強化ソフトを導入
仮想デスクトップとは、1台のディスプレイ内に複数のデスクトップを表示できる機能です。仮想デスクトップは便利な機能ですが、長く利用しているうちに、「この機能があればもっと使いやすい・こういう機能がほしい」と思うようになる方も少なくないでしょう。実はそれらを実現してくれるソフトは多数あります。
ここでは、仮想デスクトップ環境をさらにグレードアップするソフトをいくつか紹介します。このうちの1つでも導入すれば、仮想デスクトップ環境は一層使いやすくなることでしょう。
仮想デスクトップのおすすめソフト一覧
便利な仮想デスクトップをさらに使いやすくする、以下の無料ソフトを9つ紹介します。
- Windows 10 Virtual Desktop Enhancer
- QTTabBar
- WizTree
- SylphyHorn
- DesktopImages3D
- MediaInfo
- GIMP
- Multiscreen Blank
- QuickLook
それでは一つひとつ、無料ソフトについて解説していきましょう。
Windows 10 Virtual Desktop Enhancer
複数のデスクトップを開くことを可能とする仮想デスクトップは、「現在自分はどのデスクトップにいるのか」が不明瞭になり、作業に影響を及ぼす恐れが少なからずあります。
Windows 10 Virtual Desktop Enhancerは、利用している各仮想デスクトップにナンバリングし、現在開いているデスクトップの番号を表示してくれるソフトです。これにより、どのデスクトップにいるのかを明確にわかるようになり、作業時の混乱を防ぎます。
各仮想デスクトップの番号はわかりやすいようタスクバーに表示され、さらにショートカットキーを用いれば、容易に仮想デスクトップ間の移動を行えるようになります
QTTabBar
QTTabBarは、フォルダをタブ化するソフトです。フォルダをタブ化するとファイルのコピーや移動などのときに、いくつものエクスプローラーを開くことなくファイルをコピー・移動することが可能です。
ファイルの移動・コピーは、タブで表示されているフォルダへ、対象のファイルをマウスでドラッグ&ドロップするだけです。また、複数のフォルダをまとめてグループ化することで、一度に開くことができる機能もあります。いつも利用するフォルダをまとめて登録しておくと便利です。さらに、クリックするだけでフォルダ内のファイルを階層表示することもできます。
WizTree
WizTreeは、パソコン内の容量において占有率が高いファイルやフォルダを教えてくれるソフトです。
パソコンのディスク容量がひっ迫したときに、その原因となっている、容量が大きいファイルやフォルダを見つけ出してくれます。また、容量の大きい順から一覧表示できるので、占有率の高いファイルやフォルダを優先的に視認でき、内容物を添削可能です。ディスクの空き容量を増やしたいときに便利なソフトです。
SylphyHorn
SylphyHornは、仮想デスクトップ機能を拡張するソフトです。メインで利用するウィンドウのみを隣の仮想デスクトップへ移動し、切り替えを簡易化してくれます。
具体的には、特定のデスクトップが複数のウィンドウで複雑化していった際、SylphyHornでそれぞれのウィンドウを新たな仮想デスクトップに移動させ、明瞭な仮想デスクトップにします。操作も容易であり[Ctrl]+[Alt]+[Win]+左・右キーを押すだけで自由に変更できます。
さらに、各仮想デスクトップのループ表示や切り替え時の通知表示、仮想デスクトップごとの壁紙の変更といった便利な機能も複数備わっています。
PC 正常性チェック
PC 正常性チェックは、使用中のパソコンがWindows11に対応しているかを判断してくれるソフトです。PC 正常性チェックを使用すれば、「当該パソコンで Windows 11 を実行できるか」をすばやく確認可能です。
使用方法は、自分のパソコンで公式サイトからソフトをダウンロード・インストールして、チェックを実行するだけです。
DesktopImages3D
DesktopImages3Dは、パソコン内の画像やフォルダ内の画像を、画面内に飾ることができるソフトです。
画像は3D回転させることや、立方体または正方形の表面に貼り付けて表示することまで可能。仮想デスクトップに彩りをもたせられるので、自身のモチベーションの維持につなげられるでしょう。3D画像の形、サイズ、透明度、回転速度、3D画像を表示・隠すなどの機能もあり、自由にカスタマイズできるので、自身のオリジナル仮想デスクトップを作り上げられます。
MediaInfo
MediaInfoは、音声や動画ファイルの解析ソフトです。MediaInfoでメディアファイルを解析すると、コーデック、フレームレート、ビットレート、アスペクト比、映像方法など、さまざまな情報を解析できます。
GIMP
GIMPは、無料で使える多機能の画像編集・加工ソフトです。現在は有料の画像編集ソフトも多数ありますが、GIMPなら無料で多機能の画像編集・加工ができ、機能拡張も豊富です。また上級者や開発者向けに、スクリプト処理にも対応しています。
Multiscreen Blank
Multiscreen Blankは、指定したモニターや画面内の特定領域の明暗度変更や、ミラーリングできるソフトです。複数のモニターをグループ化して一括管理を可能にしたり、モニターの特定区間を分割表示したりといった機能もあります。
QuickLook
小さい表示画面の場合、内容を確認しづらい場合もあります。そのようなときは、さまざまなファイルを見やすくプレビューしてくれるQuickLookが便利です。「テキストファイル」「画像」「PDFファイル」「Windowsのサムネイル表示」などでもプレビューすることができます。
仮想デスクトップ導入コンサルを使おう
Windows 10で標準搭載された仮想デスクトップ機能を利用すれば、作業効率が向上します。そのため、社内データの管理体制に改善の余地がある各企業は、その問題を根本的に解決する新しい仕組みとして仮想デスクトップに注目が集まっています。
その代表として注目されているTISは、豊富な実績と高い技術力で、仮想デスクトップの相談・検討から導入・運用までサポートしてくれます。すでに全国で始まっているデジタルトランスフォーメーション化の波に乗り遅れないためにも、仮想デスクトップをトータルサポートしてくれるTISにご相談ください。
まとめ
仮想デスクトップ環境をより使いやすくする無料ソフトを紹介しました。いずれか1つでも導入すると、作業効率が向上したことを実感できるでしょう。この記事の内容を参考にして、仮想デスクトップ環境の改善にお役立てください。