仮想デスクトップ

VDI(仮想デスクトップ)の管理で不可欠なチェック項目とは?

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの企業がリモートワーク導入を進めています。しかし、リモートワーク導入で不可欠となるVDI(仮想デスクトップ)の管理項目について気になる社内IT部門担当者は多いでしょう。そこで本記事では、VDIの管理で必要となるチェック項目について詳しく解説していきます。

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顕在化するVDIサーバー管理の課題

リモートワーク(テレワーク)の導入に伴って、VDI(仮想デスクトップ)をはじめとした周辺環境の構築に取り組む企業が増えています。もともとリモートワークに対応していた企業はもちろんのこと、新型コロナウイルスの影響によって新たにこうした取り組みをする企業にとっては、リモートワーク環境の整備は急務であり、大きな課題となっています。

リモートワークは会社以外の場所でも安心して仕事ができるため、業務効率を高める一方でさまざまな課題を抱えていると言えるでしょう。

例えば、メンテナンスコストの増加です。自社で情報システムを管理しながら運用するオンプレミスでシステム展開することから、運用管理者の担当範囲が拡大していると言えます。

次に挙げられるのが、可用性の低さです。サーバーハードウェアのライフサイクルは一般的なPC端末よりも長く、およそ5年程度と言われています。しかし、従業員が操作するいわゆるクライアント環境は、年々高度なスペックを要求するものがあるため、ハードウェアの柔軟な拡張がしづらいことがネックです。

リモートワーク導入により、こうしたVDIサーバー管理の課題が少しずつ浮き彫りになっており、解決を急ぐべきと考えられます。

VDI管理のチェック項目とは

続いては、VDI管理を行う際にどのような項目に気をつけるべきなのか、VDI管理に伴うチェック項目を3つ紹介します。

アカウント管理の最適化

まずは、アカウント管理の最適化です。従業員がそれぞれの場所からリモートワークを行えるよう、クライアント端末からの接続がストレスなく、安定的にできる状態が求められます。

そのため、VDIにアクセス可能なユーザーを決めたり、既存のユーザー権限と適切に同期させたりするなど、細かな管理が求められます。

アカウント管理に漏れやミスがあると、従業員が利用したいソフトウェアを利用できなくなったり、アクセスできなくなったりする可能性すらあります。どのようなケースでも、業務進行に大きな遅れを生じさせてしまうので、権限の割り振りやアカウント管理は適切に行う必要があります。

ソフトウェア追加・更新の最適化

次に、ソフトウェアの追加や更新の最適化についてです。VDI導入後に必要となるVDIソフトウェアや、VDI上で問題なく動作するOS選び、実際の業務で利用するためのアプリケーション選びなどは、環境の変化に応じてそれぞれ追加・更新作業が必要です。

従業員にとって必要なものを安定した状態で使えるよう、サーバーのスペックアップやVDI環境を構築するソフトウェアのアップデートは随時必要となります。

従来の企業では、PC端末ごとにソフトのアップデートや追加などを行っていましたが、VDIでは一括して行うことができるメリットもあります。だからこそ、適切なソフトウェア追加・更新を行う必要があり、従業員の生産性向上にもつながると考えられます。

基盤環境の負荷分散

最後に、基盤環境の負荷を分散させることです。

リモートワーク導入当初に想定していたよりも、一時的にアクセス数が増加してしまったり、作業の同時処理で重い負荷がかかったりするとサーバーに大きな負担となるため、ほかのVDI利用者にも影響が及びます。

そのため、負荷がかかっても耐えられるかというサーバースペック、サーバーに負荷がかかった際に調整してくれるロードバランサー、さらにソフトウェアを用いた負荷を分散させる調整能力が、事前事後の両方で常に必要となることを念頭に置いておきましょう。

リモートワーク環境整備のためにVDIを導入したからそれで終わり、ということではなく、そこからいかにスムーズな運用ができるかがリモートワーク成功の鍵と言えます。従業員がストレスなくリモートワークできるよう、十分なスペックのサーバーを用意し、どのくらいの負荷に耐えられるかの確認などを怠らないようにしましょう。

LakesideのSysTrackでVDI管理を効率化

ここまで紹介しました、リモートワーク導入に係るVDI管理の課題を解決できるのが、Lakeside(レイクサイド)の「SysTrack」というソフトウェアです。

SysTrackは、ITコスト削減やビジネスにおける生産性向上を図るためのソフトウェアで、急増する企業のリモートワーク導入にも対応できるソリューションとして注目されています。

SysTrackの「VDIモニタリング」を活用することで、VDIのリソース変化をリアルタイムに可視化でき、逐一監視することが可能です。例えば、ユーザーエクスペリエンスに影響を与えるような問題・要素の報告、同時セッション数やプロトコル性能に加え、ユーザー入力遅延が起こっていないかのモニタリング、SMBモニタリングなどのレポーティングができます。

また、万が一の問題発生時にはなぜそのような問題が起こってしまったのか、原因を瞬時に特定でき、迅速なパフォーマンス改善や安定した運用が可能な点も評価されています。

すでにファイザー、ボーダフォン、ホンダなどの大手企業への導入実績があり、パフォーマンス改善を目指す企業にとって重宝されているのが魅力的なポイントです。こうした大規模なIT環境を持つ企業であっても、SysTrackでは40万を超えるようなエンドポイントの規模拡張にも対応できると言います。

さらにSysTrackは、急増するリモートワーク導入に際し、多様化する働き方に対応すべく、PCはもちろんモバイル環境の最適化にも対応しています。

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まとめ

新型コロナウイルスの影響により、リモートワークの普及が進んでおり、仮想デスクトップ(VDI)の利用が増加しています。いざVDIを導入してリモートワークをスタートしても、動作が遅い、新たなアカウントを追加したり削除したりしたいなど、担当者にとって次々に新たな課題が発生しています。

こうした課題を一つずつ着実になくし、従業員の生産性を下げないリモートワーク環境を整備するためにも、LakesideのSysTrackで適切なVDI管理を行うとよいでしょう。SysTrackを活用し、ユーザーがどのような操作を行っているか、デスクトップの状態は良好かを可視化し、企業のリモートワークにおけるリスクヘッジを積極的に行うのがおすすめです。

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